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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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いでんせんしょくたいのあめのなかでけいじをまつ

遺伝染色体の雨の中で啓示を待つ

作家名:工藤哲巳
制作年:1979年
技 法:ミクスト・メディア
この作品を前にすると、だれもが今まで体験したことのない不安にも似た感覚に龍われるのではないだろうか。鳥カゴの中に、精妙に作られた人間の頭と手が収められ、鳥カゴには色とりどりのひもがからみついている。半透明の青白い肌の下から塗り込められた色ひもが浮かび上がっていて、血管を思わせるかのようだ。この気味悪さと色鮮やかなひもの美しさとの隔絶ぶりが、鳥カゴの中の人間の頭という非日常的な光景ともあいまって、言いようのない奇妙な感覚を呼び起こす。美術の表現方法は1960年代に入ると爆発的に多様化した。工藤はこの時期を代表する作家で、この作品は彼の典型的な作例だと言える。しかし、その価値は表現方法の新しさだけでない。それまで人間が気付かなかった感覚を形にしてみせたように、表現方法の新しさが精神の奥深い所に結びついている点にある。工藤は表現方法ばかりか、表現される内容も拡大してみせたのだと言えよう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年12月24日掲載)


カテゴリー:作品
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デクーニングとは?【 作家名 】

1904年オランダに生まれる。1997年没する。商業美術の仕事をしながらロッテルダムの美術工芸アカデミー夜間部で学ぶとともに、純粋な抽象造形を目指したデ・ステイルの思想の影響を受ける。1926年アメリカに渡る。この頃からアーシル・ゴーキーとの親交が始まる。1935年、WAP(公共事業促進局)の連邦美術計画に参加し壁画の制作を行なうが、38年頃から新古典主義時代のピカソの影響下で〈女〉シリーズに着手する。1940年代を通して、均整のとれた女性像にデフォルメを加えて行き、48年の初個展で抽象化された作風が高く評価される。1950年代前半には、荒々しい筆触と激しい色彩で再び〈女〉シリーズに取り組み、ポロックと並ぶアクション・ペインティングの代表的作家と目される。以後、〈風景〉シリーズなど抽象的要素が一層強まった作品と〈女〉シリーズを繰り返し表わしながら、表現主義的作風を一貫させている。1970年代からは、人体をテーマとした彫刻も試みている。

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