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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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 作家(1701)

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おとことおんな

男と女

作家名:鶴岡政男
制作年:1959年
技 法:鉄
戦前から前衛的制作を試みていた鶴岡は、戦後の多彩な表現活動の出発点を形作った作家の一人である。1959年ごろ、鶴岡と鶴岡の友人たちは「いつもと違ったことをやろうじゃないか」と語り合って、画家である鶴岡は友人の彫刻家のアトリエで彫刻を試みた。そのアトリエには何人かの画家が通ったが、中でも鶴岡が一番熱心で、一日と明けずに通ったという。鶴岡はその時、大小あわせて5、6点制作しているが、一番大きなものがこの「男と女」である。この作品は切り抜いた鉄版を溶接して作った彫刻ではあるが、大がかりな切り絵だと考えてもよい。二つの頭は一つの体を共有していて、その体は男女の体の特徴を兼ね備えている。このような作品はある意味で余技とも言えるが、それだけに作家の抑え切れない制作意欲が現れている。また既成の枠にとらわれない鶴岡の自由な精神がうかがえるかのようだ。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年11月22日掲載)


カテゴリー:作品
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抽象表現主義とは?【 美術用語 】

主として第二次大戦後のアメリカで開花した非幾何学的な抽象美術を指して、1950年頃から一般に用いられるようになった言葉。カンディンスキーの1910〜14年の絵画に対して使われたのが最初らしいが、1946年、アメリカの画家、アーシル・ゴーキーとジャクスン・ポロックの作品に対して使われるにおよび流行語となり、たちまち他のニューヨーク派の画家の作品にも拡大されて、抽象的でなくても、表現主義的でなくてもそう呼ばれるようになった。そのため、批評家のハロルド・ローゼンバーグは「アクション・ペインティング」という概念を導入したが、この語は当時支配的な実存主義的な意味合いが強調されており、今日ではあまり用いられない。代表的作家としては、マーク・トビー、デ・クーニング、マーク・ロスコなどがあげられる。各人の作品はあまりに多様であるが、強いて要約すれば、即興的、エネルギッシュ、自由な技法を用いて、既成の因襲的な良き趣味を満足させるよりも、人々の物の見方に衝撃を与えることを望んだ非イメージ的で反形式的な絵画といえる。

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抽象表現主義

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徳島県立近代美術館2006