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みみ



作家名:三木富雄
制作年:1972年頃
技 法:アルミニウム
二十歳のころ作家活動を始めた三木富雄は、十年前に天逝(ようせい)するまで、耳を主なテーマとして制作を続けた。なぜ耳にこだわり続けたのかは、よくわからない。ただ生前、三木は「耳を選んだということ、そのこと自体が大切なのだ」と語っている。三木のつくった「耳」には一個の耳を取り上げた彫刻や、いくつもの耳をならべたレリーフ、時には切り刻んだ耳などさまざまなバリエーションがある。美術館が収蔵した作品はそれらの中でも比較的大作の一点である。三木が美術界に登場した1960年代は、熱狂的な雰囲気の中で、実験的な作品が次々と発表されていた。現在の視点から見ると、当時の熱狂とは、単なるアイデアの競争にすぎなかった側面もあり、現在も美術作品として顧みられる作品は多くない。しかし、三木の一連の「耳」は今も美術作品としての価値を保ち、見るものに快い衝撃を与え続けている。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年07月05日掲載)


カテゴリー:作品
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ビエンナーレとは?【 美術用語 】

2年ごとに開かれる展覧会のことをいう。「2年ごと」という意味のイタリア語、ビエンナーレ(BIENNALE)が転じて、展覧会自体のことを指すようになった。最も古くからあるものとしては、1895年創設のベネチア・ビエンナーレがある。戦後になって1951年のサンパウロ・ビエンナーレをはじめ、東京、パリ青年、リュブリアナ等多くの国際的ビエンナーレが創設されたが、いずれもベネチアをモデルとしているといえよう。コミッショナーによる推薦制をとるところが多く、また、国際的規模で開催されるものが有名であるが、日本においてこの用語は、推薦制であれ公募制であれ、また国際的であれ国内に限られるものであれ、2年ごとに行なわれるコンクール形式の展覧会を広く指し示すものとして使われている。対象は、美術一般とされる場合もあれば、版画やデザインなど特定のジャンルに限られる場合もある。ちなみに、一年ごとのものはアニュアル、3年ごとのものはトリエンナーレと呼ばれている。

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