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じゅうじこう 十字行
もともとの犬は、ジャーマン・ポインター。愛犬であった彼は吉野の原風景である。犬は、1979年に風景を内蔵したく〈投影装置の犬〉として生まれた。螺旋は生命として立つことを可能とする。F.R.Pは生きていない素材。痛ましいというユーモラスというか、犬はとにかく立っている。問題は犬の口から天空に向けて伸びているもののうえにいる人間のゆくえである。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
ゴーギャンとは?【 作家名 】 パリに生まれ幼時をペルーで過ごす。南米航路の船員を経て、株を扱う会社で働くが、20歳代後半から絵を始め、30歳代後半には絵だけの生活に入る。絵の売れない苦しい生活の中、現代文明への反発と原始的な生活へのあこがれから北西部のポン・タヴェンに移り住み、その地に集まった画家たちのリーダーとなる。その後、ゴッホと南仏アルルで一時期を過ごした後タヒチ島に住み着く。印象派の影響を受けながらも、明確な輪郭線と色面によって内面的なものを表出する独自の作風を確立した。 |
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