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あるちょうこくかのかお ある彫刻家の顔
鈴木治は、伝統色の強い京都にありながら、走泥社の結成や現代美術懇談会への参加など、陶による新しい表現を開拓している作家である。しかし、その表現は奇抜なものではなく、抽象でありながら具象的なイメージをも想起させる親しみやすさを持ち、その活動は高く評価されている。この作品の題名の「ある彫刻家」とは、鈴木と親交の深かった、同じく京都で陶による造形を展開させた彫刻家の辻晋堂である。この作品は、三角形と四角形の組み合わせによる抽象的な造形でありながら、辻の風貌を非常に良く表現しているといわれる佳作である。
カテゴリー:作品
ヘップワースとは?【 作家名 】 1903年イギリスに生まれる。1975年没する。リーズ・アート・スクールを経て、ヘンリー・ムーアらとともにロンドンのロイヤル・アカデミーに学んだ後、イタリアに滞在してアルディーニの影響をうける。1931年画家ベン・ニコルソンと出会い、翌年結婚する。広くヨーロッパの前衛作家と交流し、1932年カンディンスキー、モンドリアンらとともに厳密な非具象を追求する美術団体「抽象・創造」の結成に参加、33年夫のニコルソン、ヘンリー・ムーア、批評家ハーバート・リードらとユニット・ワンを結成する。1939年セント・アイヴスにアトリエを移して以来、自然と人間の関係に啓示をうけ、宇宙感に満ちた独自の人間的な造型を進め、1959年サンパウロ・ビエンナーレ展で大賞を受賞する。ヘンリー・ムーアとならんでイギリスの現代彫刻を代表する作家と目され、セント・アイヴスにヘップワース美術館が設立される。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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