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おとこ

オトコ

作家名:菅井汲
制作年:1957年
技 法:リトグラフ 紙
長く海外に住んで制作する作家は、自身が生まれ育った日本を意識して表現を試みることがある。1952年に渡仏し、パリを中心に国際的な活動を続ける菅井汲の作品にもそれを認めることができる。初期の菅井は、「伝統的なフォークロアに埋没してしまうことなく、日本的な性格を持った芸術をつくりだしたい」と語っているが、毛筆の動きを思わせる簡潔な形態を効果的に用いて様々なテーマに取り組んでいる。「月」や「雲」、「山」、「雷」など自然をテーマにしたものや、「鬼」をテーマにした作品などがそうである。石版画であるこの「オトコ」も、「牛若」や「武士」などの作品と同じように「鬼」のシリーズのバリエーションとして制作された。後に菅井は、日本の紋章に通じる明快な色彩と幾何学的構成による都会的な作風を展開し、初期の作品の持つ「日本的な性格」を、より現代的な形で昇華していったと言えるだろう。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年02月28日掲載)


カテゴリー:作品
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後期印象派とは?【 美術用語 】

1910年にイギリスの美術批評家ロジャー・フライによって組織され、ロンドンのグラフトン・ギャラリーで開催された「マネ後期印象派展」に由来する語で、セザンヌゴッホ、ゴーガンの3人を指すものである。印象派や新印象派とは異なる大画家で、後世に多大な影響を及ぼした者という意味内容で、特定の美術運動を指すものではない。しかし、近年ではアメリカの美術史家ジョン・リウォルドが、新印象派ルドンを含めて、おもにアンデパンダン系統の画家たちを総括する用語としてこれを使用したりもしている。

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