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ぐるぐるもくじ


セザンヌ、救済院の礼拝堂



せせらぎ−版画集『自然の諸相』第12図



世相三題



セック



石鹸の道d)行為の断片”標的”



石鹸「モンサヴォン」(ジャン・カルリュと共作)



石膏のトルソと花



雪舟坐像



雪中孤鹿、雨中曳牛



雪中芭蕉図



雪後



背中を見せた女



せのひくいおれんじはまんなかあたり



蝉丸



セリュジェ



『セルフポートレート』



セルフポートレート



千秋万歳図



センストレム



「宣誓」に着手した時の3つの手の習作


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せのひくいおれんじはまんなかあたり

せのひくいおれんじはまんなかあたり

作家名:元永定正
制作年:1984年
技 法:シルクスクリーン 紙
元永定正は、戦後の前衛美術の展開に大きな足跡を残した具体美術協会に加わり、絵具を大胆に掛け流して描いた絵画など、先鋭的な表現の作品で注目を集めた。その後は、この版画のように、自ら「抽象漫画」と称する親しみやすい作品を手がけている。現代美術と言えば、難しいと思う人がいるが、この作品を見れば、そのような考え方も変わらないだろうか。確かに抽象的な形から成った作品だが、その形自体、実にユーモラスではないか。元永は、理論を先行させるのではなく、「何でもいいから、おもろかったら、やろうか、と理屈抜きで描いている」と言う。そして自ら、理屈で絵を描く「知性派」に対して「アホ派」を名乗るなど、その「理論」もユニークである。しかし既成観念にとらわれず、自分が「おもしろい」と感じる表現を、思いのまま進めようとする彼の制作姿勢が、前衛的で、自由な遊びの精神の横溢(いつ)した作品を生んだのである。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年11月29日掲載に一部加筆)


カテゴリー:作品
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文展とは?【 美術用語 】

文部省美術展覧会の略。1907年6月、勅令によって美術審査委員会官制がしかれ、続いて美術展覧会規程が告示公布され、最初の官制による展覧会として同年以降毎年秋季に開催された。当初から審査員の選出で紛糾し、美術界を統合した形をとるために当時日本画壇に分立した諸団体と洋画、彫刻の新旧両派から選出した委員に学識経験者を配して均衡をとった。1919年文部大臣の管理下に帝国美術院が設けられ帝国美術院展覧会に改組されたが、在野有力作家の吸収を目的として、35年文相松田源治により帝国美術院が改組され、37年ふたたび文部省美術展覧会として発足した。戦後は1946年日本美術展覧会(日展)として再出発したが、49年日本芸術院と日展運営会が共催することとなり、さらに58年から社団法人日展により運営されている。1937年からの文部省美術展覧会を新文展と呼ぶことがある。

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