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ざ しぐにふぁいど おあ いふ なんばー5

The Signified or If No.5

作家名:荒川修作
制作年:1975-76年
技 法:エッチングアクアチント、手彩色 紙
〈意味されるもの あるいは もしも No.5〉素直に画面に向かうと、私たちの視線は画面の左から右へと流れていきます。なぜならば、画面の左から解き放たれた線が空間を細かく刻むでもなく、重なり合いながらも大らかに拡散してゆくからです。画面中央での途切れも、地の色のトーンの変化も、その邪魔にはなりません。そして次に、明るい側に描かれた文字に目をとめます。エッチングによってきりりと描かれた線の下に、淡く刷り込まれた文字。私たちはその文字が示す内容を読みとろうとするでしょう。何と書かれているのかしら。この瞬間、私たちは描かれたものを書かれたものとして解読することになるのです。画面に示された文字は、ことばとして意味を持ちます。けれども、その意味するところは・・・消滅。ことばは拡散の中へと消滅しています。1936年生まれの荒川は、ネオ・ダダ・オルガナイザーを結成して、実にワイルドに私たちの前に現れました。その作品にはことばと図式へのこだわりが色濃く見られます。(吉原美惠子「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年05月30日掲載)


カテゴリー:作品
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ナビ派とは?【 美術用語 】

ポン=タヴェン派の一人ポール・セリュジエが中心となって、ゴーギャンの様式を基礎にパリで結成したグループ。ナビという語はヘブライ語の「預言者」を意味する言葉である。理論的リーダー、モーリス・ドニは、主観的状態と客観的形態の交感、すなわち感情の等価物、一種の心理的事実のあらわれとして芸術作品をとらえている。それに加えて、ナビという語に端的にみられるように、彼らはゴーギャンのやり方を一種の宗教的啓示として受けとめており、彼らの作品はいきおい象徴的な要素を秘めている。上記の2人の他ボナールヴュイヤールなどが参加し、トゥールーズ・ロートレックやマイヨールも一時期彼らと関係があった。また作曲家ドビュッシーや小説家プルーストらもかかわりをもっていた。彼らの間には、印象主義への反動や、色彩と歪曲した線の装飾的な使用など、共通点があるものの、強いまとまりはなく、1899年のデュラン・リュエル画廊での展覧会以降は、ばらばらに活動した。

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