ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


岩橋教章



いわむらかずお



イワン・ガンチェフ



イングル



印象主義



インスタレーション



インディアンの頭部



インドセイ



インドネシアセイ



インドラ・チャペック



〈インフェルノ〉



イームズ



イームズ



イームズジムショ



ウィトキン



ウィリ



ウィリアムズ



ウィリアムズ



ウィリス



ウィル


<前 (14/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ざ しぐにふぁいど おあ いふ なんばー5

The Signified or If No.5

作家名:荒川修作
制作年:1975-76年
技 法:エッチングアクアチント、手彩色 紙
〈意味されるもの あるいは もしも No.5〉素直に画面に向かうと、私たちの視線は画面の左から右へと流れていきます。なぜならば、画面の左から解き放たれた線が空間を細かく刻むでもなく、重なり合いながらも大らかに拡散してゆくからです。画面中央での途切れも、地の色のトーンの変化も、その邪魔にはなりません。そして次に、明るい側に描かれた文字に目をとめます。エッチングによってきりりと描かれた線の下に、淡く刷り込まれた文字。私たちはその文字が示す内容を読みとろうとするでしょう。何と書かれているのかしら。この瞬間、私たちは描かれたものを書かれたものとして解読することになるのです。画面に示された文字は、ことばとして意味を持ちます。けれども、その意味するところは・・・消滅。ことばは拡散の中へと消滅しています。1936年生まれの荒川は、ネオ・ダダ・オルガナイザーを結成して、実にワイルドに私たちの前に現れました。その作品にはことばと図式へのこだわりが色濃く見られます。(吉原美惠子「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年05月30日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

川端玉章とは?【 作家名 】

京都に蒔絵師の子として生まれる。幼名龍之助。晩年は璋翁と号した。はじめ、父から蒔絵の手ほどきを受けるが、中島来章に師事し円山派を学んだ。慶応2年(1866)江戸に出て、覗眼鏡の興行などを経た後、高橋由一五姓田義松とともにワーグマンから洋画を学ぶ。そして、油絵具で屏風を描いたこともあったという。明治10年(1877)第一回内国勧業博覧会以降、受賞を重ね、第一回、第二回内国絵画共進会では、受賞作がフェノロサから評価を受ける。明治21年(1888)から、円山派を代表する画家として、東京美術学校で後進の指導にあたった。シカゴ万国博覧会に出品。日本青年絵画協会の結成に尽力した他、川端画学校校長、帝室技芸員、文展での審査員などを歴任した。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

川端玉章

キーワードを含む記事
7件見つかりました。

  川端玉章

  團藍舟

  菱田春草

  平福百穂

  藤島武二

  守屋多々志

  湯田玉水


<前   次>

徳島県立近代美術館2006