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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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 作家(1701)

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あるしゅのかんけい

ある種の関係

作家名:池田満寿夫
制作年:1966年
技 法:ドライポイントルーレットエングレーヴィング 紙
池田満寿夫は、版画の制作だけでなく、絵画、陶芸、小説、映画など多様な活動をみせている。しかし、かれの芸術家としての原点が版画にあることはまちがいない。1960年の東京国際版画ビエンナーレで文部大臣賞を受けた後、国内外の展覧会で受賞を重ね、1966年にはヴェネチア・ビエンナーレで版画部門国際大賞を受賞し、今に続く華々しい活躍の地歩を築いた。<ある種の関係>は、大賞受賞作の一つである。この作品は、銅版画の技法のなかでもドライポイントルーレットを主体としている。ドライポイントでは鋼鉄製の針で直接、銅板に描画するため、描画された線に沿って細かいささくれができる。彼は、そのささくれがつくる味わい深い線とルーレットによる色面を組み合わせながら、現代の人間を諧謔(かいぎゃく)味を加えて描きだし、高い評価を得た。満足な技法書もなかった時代、試行錯誤の探求が開花したのである。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年09月19日掲載)


カテゴリー:作品
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エッチングとは?【 美術用語 】

版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内で最も代表的なものである。エッチングの語源は「腐蝕」。まず銅板にグラウンド(防触剤)を均一にひき、ニードル等の鉄筆状のもので描画すると、描いた線の部分のみ銅板が露出される。これを酸にひたし、腐蝕時間によって線の深浅(太細)を調整する。そしてグラウンドを除去し、凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。エッチングの特徴は、直刻法に比べて描画が容易であり、線の表情も腐蝕の深さによって自由に加減できることである。欧州では13世紀頃から金属細工師が腐蝕を用いて図案の線刻を行なっている。それを応用したエッチング版画の登場は16世紀初頭と考えられており、17世紀にはレンブラントを頂点として数多く制作された。日本では1931年、西田武雄によって専門誌『エッチング』が創刊され、日本の現代銅版画の創成期における、エッチングの研究・普及に大きな役割を果たした。

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