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アペル



阿房宮図



アマタシャ



雨田光平



網打つ人 - II



編革ひもシートのインスブルック・ローデルそり



編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)



アムステルダム国立博物館1







雨のために



アメリカセイ



アメリカの風景



荒井寛方



洗い髪



荒川修作



荒木寛畝



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あみうつひと2

網打つ人 - II

作家名:磯見輝夫
制作年:1981年
技 法:木版 紙
木版画としては珍らしく大きな画面に、水辺で網を打つ人の姿が墨一色で刷り上げられている。画面のいたる所に彫刻刀の跡が残り、黒い塊のような量感は荒けずりで力強い。現代人が忘れていた土俗的、原始的な感動を呼びさまし、何か悲愴(ひそう)感をおびた物語の一節をほうふつとさせるかのようだ。現代の版画技法の発達は目ざましく、精微で色彩豊かな作品が次々と創られている。小ぎれいでソツなくまとまった作品があふれているといっても過言ではないだろう。ところが磯見はこのような風潮に背を向け、小細工のきかない杉板を使った作品を制作している。また現代美術は文学生を排除する傾向にあると言えるが、そのような中にあって磯見の象徴的とも言える精神性、文学性豊かな作品は異彩を放っている。創作版画の原点への回帰であり、いささか閉塞(へいそく)状況に陥りつつある現代美術へのアンチテーゼだと言えるだろう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年08月09日掲載)


カテゴリー:作品
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ソロンとは?【 作家名 】

デザイナー、画家、広告クリエーター。全くの独学である。航空会社のポスターと「パリ見本市」のポスターで知られている。特に後者は印刷部数が最多で刊行期間が最長という二つの記録を独占し、国外向けと同様フランス国内用も1933年から58年まで25年間にわたって何度も印刷された。その他、フランス・ガス会社のポスターを長期にわたって制作したのをはじめ、数多くの会社のポスターを制作している。(「黄金時代のポスター芸術」図録 1998年)

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