ぐるぐるアートワード
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赤い少女



赤い服のセザンヌ婦人



赤い枕で眠る女



赤い闇6



赤城泰舒



アカシア



赤土山



アカデミー



赤紫の花瓶



〈赤を見ることができない〉



亞艦来浦図











秋岡美帆



秋草小禽図



秋草花図



秋野不矩



秋の木葉



秋山祐徳太子



諦め


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あかいやみ6

赤い闇6

作家名:黒崎彰
制作年:1970年
技 法:木版 和紙
黒崎彰は、中学に入ると間もなく新制作研究所に入ったが、ここではサロン・ド・メ風の瀟洒なモダニスムが奨励され、少しでも暗い色を使うと叱られたのだという。大学は京都工芸繊維大学のデザイン科に進むが、大学では制約の多いデザインの仕事に幻滅を感じたらしい。描けば描くほど自作が暗く、陰鬱な画面となっていくのに気づき、それが自分の本当の資質であることをさとったという。「赤い闇」は、黒崎が国の内外で広く知られるきっかけとなった、九点の連作である。この連作によってクラコウ国際版画ビエンナーレで受賞し、ワルシャワ美術館の買い上げ賞も受けた。深い赤と黒を対比させ、その間に階段や箱など色とりどりの形態を暗示的に配置し、曲線と直線の交錯する濃密な空間をつくり出している。あたかもおどろおどろしい情念と死が隣り合わせになった、人間の心の奥底の不条理な世界を描き出しているかのようだ。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年10月24日掲載)


カテゴリー:作品
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ジョーンズとは?【 作家名 】

1930年アメリカに生まれる。サウスカロライナ州立大学で学んだ後、1949年には兵役で仙台に半年いたこともある。1952年にニューヨークに出た後、54年にラウシェンバーグと出会う。同年、星条旗を描き始め、翌年には標的の、そして数字の作品も描き始める。1958年にレオ・キャステリ画廊で初個展を開き、59年にはデュシャンと出会う。1960年代には缶やほうきなどを画面にはりつけた作品を制作。1970年代には、敷石のイメージや網目模様の作品も描くようになる。1964年にはロンドンのホワイトチャペル画廊で、77年にはホイットニー美術館で回顧展。1986年にはニューヨーク近代美術館で版画の回顧展が行われた。彼の描く星条旗は、旗の絵ではなく旗そのものではないだろうか、という問いは、芸術作品の意味作用そのものに対する問いでもある。抽象表現主義ポップ・アートをつなぐネオ・ダダの重要な1人として、その評価は高い。

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