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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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 作家(1701)

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あかいやみ6

赤い闇6

作家名:黒崎彰
制作年:1970年
技 法:木版 和紙
黒崎彰は、中学に入ると間もなく新制作研究所に入ったが、ここではサロン・ド・メ風の瀟洒なモダニスムが奨励され、少しでも暗い色を使うと叱られたのだという。大学は京都工芸繊維大学のデザイン科に進むが、大学では制約の多いデザインの仕事に幻滅を感じたらしい。描けば描くほど自作が暗く、陰鬱な画面となっていくのに気づき、それが自分の本当の資質であることをさとったという。「赤い闇」は、黒崎が国の内外で広く知られるきっかけとなった、九点の連作である。この連作によってクラコウ国際版画ビエンナーレで受賞し、ワルシャワ美術館の買い上げ賞も受けた。深い赤と黒を対比させ、その間に階段や箱など色とりどりの形態を暗示的に配置し、曲線と直線の交錯する濃密な空間をつくり出している。あたかもおどろおどろしい情念と死が隣り合わせになった、人間の心の奥底の不条理な世界を描き出しているかのようだ。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年10月24日掲載)


カテゴリー:作品
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象徴主義とは?【 美術用語 】

サンボリスム。1880年代の後半にフランスでおこった反写実主義的な運動。はじめは、詩人モレアスの「象徴主義宣言」によって明確にされているが、マラルメ、ランボー、ヴェルレーヌらを中心とした、詩語の音楽性を重視し、語音の響きによって内的生命や特別の観念を象徴させようとする文芸上の運動から始った。美術上の象徴主義は、これらの詩人たちの影影のもとに遅れて現われた、反写実主義的な傾向を指すが、文芸の場合ほど明確な主張や運動ではなかった。直接的には、批評家オーリエの論評「絵画における象徴主義」(1891)で「芸術作品の必須条件は、1理念的であること、2象徴的であること。3総合的であること。4主観的であること。5(以上の帰結として)装飾的であること。」と宣言されており、ゴーガンを中心としたポン=タヴァン派や、ドニを理論家としたナビ派を指す。後に象徴主義に対する見解は広まり、神秘的な主題を扱い、宗教的・詩的な観念の表現を試みた世紀末の作品も含まれ、ルドン、モロー、クリムトらが代表的作家とされる。

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けんさくけっか

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象徴主義

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  悪の泉−『エスタンプ・オリジナル』誌第6号より

  象徴主義

  ジ・エイト

  水浴する人

  総合主議

  クレマンティーヌ=エレーヌ・デュフォー

  ドビュッシーの「祝福された娘」の内表紙のためのデザイン

  ホセ・クレメンテ・オロスコ

  ポン・タヴェン派


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徳島県立近代美術館2006