ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


<前 (32/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


あかいやみ6

赤い闇6

作家名:黒崎彰
制作年:1970年
技 法:木版 和紙
黒崎彰は、中学に入ると間もなく新制作研究所に入ったが、ここではサロン・ド・メ風の瀟洒なモダニスムが奨励され、少しでも暗い色を使うと叱られたのだという。大学は京都工芸繊維大学のデザイン科に進むが、大学では制約の多いデザインの仕事に幻滅を感じたらしい。描けば描くほど自作が暗く、陰鬱な画面となっていくのに気づき、それが自分の本当の資質であることをさとったという。「赤い闇」は、黒崎が国の内外で広く知られるきっかけとなった、九点の連作である。この連作によってクラコウ国際版画ビエンナーレで受賞し、ワルシャワ美術館の買い上げ賞も受けた。深い赤と黒を対比させ、その間に階段や箱など色とりどりの形態を暗示的に配置し、曲線と直線の交錯する濃密な空間をつくり出している。あたかもおどろおどろしい情念と死が隣り合わせになった、人間の心の奥底の不条理な世界を描き出しているかのようだ。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年10月24日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

野獣派とは?【 美術用語 】

野獣派。20世紀初頭のフランスの絵画運動で、絵画における純粋な色彩の高揚を目指した。理論的な運動というよりは交友関係の中から自然発生的に生まれ、代表的な画家としてはマティスルオードランヴラマンクデュフィ、ヴァン・ドンゲンなどがあげられる。1905年、この画家たちがサロン・ドートンヌの一室を強い原色と奔放な筆触の作品で飾ったのを批評家ルイ・ヴォークセルが『ジル・ブラス』紙上に「野獣(フォーヴ)の檻」と揶揄したのが名称の起りとされる。この画家たちはアカデミーの公式芸術と当時まだ行なわれていた印象主義に反発し、主観的な感覚を表現するために自然の秩序をこえて自由に色彩を用い、色彩のオーケストレーション(交響)によって色彩を統一しようとした。フォーヴィズムはファン・ゴッホの流れをくむ表現主義的傾向と、ゴーガンにつながる造型的、装飾的意図を内在する。1908年から09年頃自然に解消した。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

野獣派

キーワードを含む記事
5件見つかりました。

  美しい自転車乗り

  石膏のトルソと花

  動物詩集、あるいはオルフェウスの行列

  フォーヴィズム

  みなみの風の日(風紋)


<前   次>

徳島県立近代美術館2006