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版画集〈恋人たち〉1. 準クラナッハ選集、“本日休演”による ファースト・ステート



版画集〈恋人たち〉12. …裸にされた花嫁 セカンド・ステート



版画集〈ジャズ〉1.道化師



版画集〈ジャズ〉2.サーカス



版画集〈ジャズ〉8.イカルス



版画集〈聖マトレル〉1.レオニー嬢



版画集〈聖マトレル〉2.テーブル



版画集〈聖マトレル〉3.長椅子のレオニー嬢



版画集〈聖マトレル〉4.修道院



版画集〈石版画集 点より 線より〉5. 線より1



版画集〈ダフニスとクロエ〉9.クロエの接吻



版画集〈ダフニスとクロエ〉11.真昼,夏



版画集〈ダフニスとクロエ〉17.フィレタスの教え



版画集〈ダフニスとクロエ〉41.ニンフたちの洞窟での婚礼の宴



版画集〈ダフニスとクロエ〉42.結婚



版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉1. 虹色のスカーフをつけたドリアン・グレイ



版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉2. ホース・ランプ



版画集〈響き〉1.赤色の前の二人の騎手



版画集〈響き〉12.即興5



版画集〈響き〉21.騎士の道


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てんい’86ー ちー3

転位 ’86−地− III

作家名:中林忠良
制作年:1986年
技 法:エッチングアクアチント 紙
日本の銅版画家が、国際舞台で活躍し評価されるようになったのは1950年代以降で、中林が銅版画を制作し、作家としてデビューするのもこのような機運の上にあった。東京芸術大学で駒井哲郎に師事し、銅版画の魅力を知ることで、以後画業の中心にすえる。銅版画とひと言で言っても様々な技法があるが、中林は、自己の内部にあるものを直接銅版に刻み込むよりも、そこに腐食させる工程を加える腐食銅版画の方が素直な表現ができる、と言う。この作品もエッチングアクアチントといった腐食銅版画の技法で表されている。この作品のユニークさは、題名の「転位」が示すように、落葉を配した枯れ草を直接転写するところにある。自然の容貌(ぼう)をそのまま画面に移しとる手法は版画ならではのものだが、中林は腐食の技法を用いることで、現実と幻想が交差する独特な世界を描き出した。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年10月25日掲載)


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五姓田義松とは?【 作家名 】

1855年東京都に生まれる。チャールズ・ワーグマンに入門。1874年横浜から東京に移り、家塾を開く。1876年工部美術学校に入学し、フォンタネージの指導を受ける。翌年工部美術学校退学。同年の第1回内国勧業博覧会に出品し鳳紋賞を受ける。1880年渡仏。フランスでレオン・ボナに師事する。1882年パリのサロンに入選。翌年にも再び入選する。1887年ロンドンに移り、その後アメリカに渡る。1889年帰国し、明治美術会の結成に参加。1890年父芳柳と共にアメリカへ行く。同年帰国。また、この年の明治美術会第2回展に出品。(「みづゑのあけぼの 三宅克己を中心として」図録 1991年)

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