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The Signified or If No.1



The Signified or If No.2



The Signified or If No.3



The Signified or If No.4



The Signified or If No.5



The Signified or If No.6



The Signified or If No.7



ザヴジェル



ザガッタ



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雑誌「自由」(ラ・リベルテ)



雑誌「微笑み」(ル・スリール)



雑誌「ル・ポンポン」



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ザルテン



「詩−赤いバラの花びらが降るとき」



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おおさかじょう

大阪城

作家名:三宅克己
制作年:1902年
技 法:石版、彩色 紙
三宅克己は徳島県出身の作家であり、また、日本近代の水彩画を語る上で欠くことのできない存在である。<大阪城>は、1903年に開催された第5回内国勧業博覧会に出品されている。これが、出品作そのものであるかどうか確認はできていないが、少なくとも同じ版で刷って彩色したものであることは間違いない。当時の日本では、この作品に用いらた写真製版による石版多色刷りは、最新の技術であり、同展では〈大阪城〉のみが、この技術を用いた作品として出品された。出品者は、東京印刷会社となっている。


カテゴリー:作品
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三宅克己とは?【 作家名 】

1874年徳島県に生まれ、1954年に没した。旧徳島藩江戸留守居役だった父が、蜂須賀家の養育係となったため、6歳のとき家族で東京に移住。近所には、洋画家・高橋由一の画塾があり、絵に関心をもつようになったと言われている。大野(曽山)幸彦、原田直次郎に洋画を学ぶが、来日中のイギリス人画家ジョン・ヴァーリー(バーレイ)の水彩画に感動し、水彩画家を目指すようになった。1897年、アメリカに渡り、一時イェール大学付属美術学校でも学んでいる。翌年ロンドンに移り、フランスやベルギーを経て帰国。その後、日本各地はもちろん、ヨーロッパ、アメリカ、中国へたびたび出かけ、風景画を描き続けた。1899年白馬会会員。同会の解散後は、光風会の創立に参加。1907年に文展(文部省美術展覧会)が開設されると、第一回展から出品し、以後、文展帝展(帝国美術院美術展覧会)、新文展、戦後の日展で活躍。1915年の文展で2等賞(最高賞)を受賞。翌年から無鑑査となり、帝展、新文展では審査員もつとめた。水彩画を独立した洋画の一分野ととらえ、透明水彩の繊細な表現を追求するとともに、水彩画に関する著書を多数刊行するなど、水彩画の普及に尽力した。昭和初期には、写真に関する啓蒙書も執筆。晩年の1951年、日本芸術院恩賜賞を受賞している。

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