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ふゆう 浮遊
一原の版画はヘラで描いたモノタイプと、金属凹版に大別され、いずれも抽象表現である。しかし初期の1960年代には「切抜き版」によって、架空の有機体を思わせる表現を試み、また丸鋸の版画や機械部品の立体オブジェも同時期に手掛けた。一原の素材観や想像力を知る上で貴重な作例である。この作品はその時期のもので、工業製品と架空の有機体、そして実際の生物が組み合わされた力作である。
カテゴリー:作品
川上冬崖とは?【 作家名 】 1827年長野県に生まれる。江戸に出て大西椿年に学び岸太郎と称する。蕃書調書に入り、絵画取調出役、画学出役となって洋画法を研究し、後進を指導。明治維新後、大学南校(東京大学の前進)、文部省、陸軍兵学寮、陸軍参謀局に勤める。第1回、第2回内国勧業博覧会美術部の審査主任。1870年下谷に私塾聴香読画館を設けて青年たちに西洋画法を教える。(「みづゑのあけぼの 三宅克己を中心として」図録 1991年) |
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