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けいりゅう(はこねそこくら) 渓流(箱根底倉)
三宅克己は、徳島県出身の作家であり、また、日本近代の水彩画を語る上で欠くことのできない存在である。この作品は、1941年の第4回新文展に出品されたもので、三宅がよく描いた箱根の底倉の渓流が、みずみずしい色彩を用いて手慣れた手法で描かれている。三宅の作品の中では、数少ない官展の出品作としてこの時期の基準作でもあり、貴重な作品と言える。
カテゴリー:作品
ドライポイントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つ。銅板にニードル等の針状または刀状のもので描画し、その刻まれた凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。「ドライ(乾いた)」とは酸を用いないこと、「ポイント(点)」とは尖端をもつ道具で線刻することを示している。単純な技法ではあるが、自由に線刻するには相当の熟練が必要である。この技法の特徴は、ニードルで押しのけられた版材がささくれ立って刻線に沿ってまくれ上がり、このまくれ(バール)に絡まったインキが、にじんで柔らかな線を表わすこと、また刻線の深浅(バールの高低)によってにじみの表情を調整できることである。その反面プレスする度にバールがつぶされていくので多く刷れない。15世紀後半にはドライポイント版画の最初のものが登場している。既に製版された上からも直接彫り刻めるのでエッチング等と併用されることも少くない。 |
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