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かげしりーず すすきとかげ 影シリーズ ススキと影
この作品は、1999年に当館で開催された「大久保英治 四国の天と地の間-阿波の国から歩く」展の出品作である。大久保は、前年の春から冬にかけて、四国八十八カ所の遍路道を軸に、四国の自然を訪ねて歩き、その場にある石や木、花など、自然の素材を用いて作品を制作した。これは、その時制作された「影シリーズ」と呼ばれる連作の一つで、98年10月、高知県土佐町で制作された。自分の影の形に自然の素材を置き、そこに改めて自らの影を重ね写真に収めたものである。連作全体で、春から冬に移り変わる季節の変化や、場所の意味するものの異なりが表されている。大久保の代表的な方法によるものであり、彼の自然観が表れた優れた作例である。
カテゴリー:作品
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ビエンナーレとは?【 美術用語 】 2年ごとに開かれる展覧会のことをいう。「2年ごと」という意味のイタリア語、ビエンナーレ(BIENNALE)が転じて、展覧会自体のことを指すようになった。最も古くからあるものとしては、1895年創設のベネチア・ビエンナーレがある。戦後になって1951年のサンパウロ・ビエンナーレをはじめ、東京、パリ青年、リュブリアナ等多くの国際的ビエンナーレが創設されたが、いずれもベネチアをモデルとしているといえよう。コミッショナーによる推薦制をとるところが多く、また、国際的規模で開催されるものが有名であるが、日本においてこの用語は、推薦制であれ公募制であれ、また国際的であれ国内に限られるものであれ、2年ごとに行なわれるコンクール形式の展覧会を広く指し示すものとして使われている。対象は、美術一般とされる場合もあれば、版画やデザインなど特定のジャンルに限られる場合もある。ちなみに、一年ごとのものはアニュアル、3年ごとのものはトリエンナーレと呼ばれている。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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