ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


デクセル



出島春光



デ・ステイル 最終号



デ・ステイル 1巻1-12号、2巻1-4号、3巻1-12号



デ・ステイル 4巻4号



デスパニャ



デフォルマシヨン



デブス



出店久夫



デモ



デュカテ



デュシャン



デュビュッフェ



デュフィ



デュフォー



デラヴィラ



デル



デルヴォー



田園の奏楽



トイレ椅子


<前 (101/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


どら・まーるのしょうぞう

ドラ・マールの肖像

作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1937年
技 法:油彩 キャンバス
ピカソはスペインに生まれ、幼い時から父親に絵の手ほどきを受けた。父親から教わった絵は古典的な写実画だったが、1902年にパリに移住してからは「青の時代」「サーカスの時代」「キュービズム」「新古典主義」そして「幻想の時代」へと、次々に作風を変化させ、20世紀の画家に多くの影響を与えた。また絵画だけでなく彫刻、陶器、版画と旺(おう)盛な制作意欲と独創性を見せ、今世紀最大の芸術家と言われる。この作品は、ピカソの最高傑作とされる「ゲルニカ」の制作過程を写真に撮って残し、後世のピカソ研究に大きな貢献をした恋人、ドラ・マールを描いたものである。いくつかの視点から見た形を一つの画面にとり入れるキュービズムの技法が用いられていて、実際の姿とはかけ離れている。しかし、画面からはそう明でおだやかな彼女の人柄さえ感じ取れる。モデルの本質をとらえることに成功した優れた肖像画の一点だろう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年05月10日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ナビ派とは?【 美術用語 】

ポン=タヴェン派の一人ポール・セリュジエが中心となって、ゴーギャンの様式を基礎にパリで結成したグループ。ナビという語はヘブライ語の「預言者」を意味する言葉である。理論的リーダー、モーリス・ドニは、主観的状態と客観的形態の交感、すなわち感情の等価物、一種の心理的事実のあらわれとして芸術作品をとらえている。それに加えて、ナビという語に端的にみられるように、彼らはゴーギャンのやり方を一種の宗教的啓示として受けとめており、彼らの作品はいきおい象徴的な要素を秘めている。上記の2人の他ボナールヴュイヤールなどが参加し、トゥールーズ・ロートレックやマイヨールも一時期彼らと関係があった。また作曲家ドビュッシーや小説家プルーストらもかかわりをもっていた。彼らの間には、印象主義への反動や、色彩と歪曲した線の装飾的な使用など、共通点があるものの、強いまとまりはなく、1899年のデュラン・リュエル画廊での展覧会以降は、ばらばらに活動した。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ナビ派

キーワードを含む記事
26件見つかりました。

  アトリエ前の庭

  アンティミスム

  「一日の終わり」習作

  アンリ=ガブリエル・イベルス

  ルイ・ヴァルタ

  フェリックス・ヴァロットン

  エドゥアール・ヴュイヤール

  『エスタンプ・オリジナル』誌第5号の表紙デザイン

  カフェ・コンセール

  ジュール・シェレ

  象徴主義

  ジャポニスム

  水浴する人

  ポール・セリュジェ

  ジョルジュ・デスパニャ

  モーリス・ドニ

  ナビ派

  ビベスコ妃

  風景

  風景の習作


<前   次>

徳島県立近代美術館2006