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たしょくによるよっつのまりりん

多色による4つのマリリン

作家名:アンディ・ウォーホル
制作年:1979-86年
技 法:アクリル絵具、シルクスクリーン キャンバス
今日私たちのまわりには、大量生産された商品が、マスコミの流すイメージと共にあふれ、社会の様子を大きく変えているが、美術の表現にとっても無縁ではない。アメリカのポップアートと、その代表的存在であるウォーホルは、この現代的な状況に反応した独特な作品を生み出した。彼は、大衆消費社会が作り出した漫画や俳優のイメージを作品に取り入れ、それに加工しながら繰り返して表す。マリリン・モンローは、アメリカの映画スターとして余りにも有名だが、彼は写真から得た映像をシルクスクリーンで転写することで、生身の一人の女性としてのマリリンではなく、セックスシンボルとして作られたマリリンのイメージを表し続けたのである。これは1986年に完成した作品だが、彼女は死後もウォーホルに繰り返し描かれることで、1960年代の大衆社会のシンボルとして、そのイメージを永遠のものとしたのである。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年03月01日掲載)


カテゴリー:作品
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ジム・ダインとは?【 作家名 】

1935年アメリカに生まれる。シンシナティ大学、ボストンの美術館スクール、オハイオ大学に学んだ後、1958年からニューヨークに在住。アラン・カプロー、ボブ・ホイットマン、クレス・オルデンバーグらと「ハプニング」を始める。1960年ルーベン画廊、ジャッソン画廊で個展を開催。1962年から65年にかけて、ポップ・アートの拠点となったシドニー・ジャニス画廊の「ニュー・リアリスト」展にアルマン、クライン、ティンゲリーなどと参加。1967年ニューヨーク近代美術館で個展、69年ロンドンの「ポップ・アート」展に出品。1984年、85年にはウォーカー・アート・センターなどで回顧展を開催。他のポップ・アートの作家たちが大衆社会の図像を多く使うのに比べて、自己の日常生活のなかで出会う事物を多く用いる。アクション・ペインティングの表現技法を取り入れたり、画面に現実の事物をオブジェとして取りつけ、そのオブジェと描かれたものとの対比を試みるなど、現代的な探究を続けている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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  ジム・ダイン

  ドリアン・グレイの肖像

  ハプニング

  版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉1. 虹色のスカーフをつけたドリアン・グレイ

  版画集〈ドリアン・グレイの肖像〉2. ホース・ランプ

  ミンモ・パラディーノ

  ピカビア I(喝采)


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徳島県立近代美術館2006