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かいこさくひんその2 -ぴんぽん・るーむ,1960-

回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−

作家名:アンソニー・グリーン
制作年:1986年
技 法:油彩 キャンバス
グリーンは、極めて具象的なイメージを用いて、彼の家族の個人的な歴史を描き続けている、イギリスの画家である。この作品は、1961年の結婚を回顧したもので、妻メアリーを描いた自作、「花嫁」(1961年)に若きグリーンが見惚れている場面である。窓には結婚式の二人が写し出されている。彼の一連の作品は、日常的で大衆的で、時には微笑ましくもある。しかし、細密で明確な描写によって変形したキャンバス上に創り上げられたその作品は、彼の記憶を物語るための、単なる手段にすぎないのだろうか。若き画家の表情は、笑っているのか、怒っているのか、あるいは懐しがっているのか、何ともつかみどころがない。個人的なもので満たされた、一見、平和で親密な世界は、不気味に歪み、まるで魔法の鏡でものぞきこんでいるかのように、見る者の感情を波立たせ、どこか落ち着かなくさせるのである。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年05月31日掲載)


カテゴリー:作品
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カーンとは?【 作家名 】

1895年フランス東部のストラスブールで生まれる。ヨーロッパ各地で、当時の前衛美術運動に触れる。1930年に結成されたパリの構成主義グループ「セルクル・エ・カレ(円と方形)」に参加。アルプカンディンスキーの影響が大きい。初期の色彩豊かで叙情的な抽象から、しだいに幾何学的な抽象へと転じた。

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