ぐるぐるアートワード
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エングレーヴィング



円形のビニェット 4点(葉・花弁・茎・莢)



演劇「居酒屋」ポルト=サン=マルタン劇場



エンゲルハルト



遠山雪景図



圓鍔勝三



煙突



煙突(習作)



エーアリッヒ



オイディプスとスフィンクス(アングルによる)



桜花紅桃、新柳貝合図



『黄金時代』事件 抗議パンフレット



王女トミュリス



王女に会いたくてナショナル・ガーデンのフェスティバルを訪



オウスアンコマ



王妃マリー=アントワネット[フランソワ・デュモンの原画による]



大岩秋山図



大鴉



大ガラスと関連作品 第一巻



大ガラスと関連作品 第二巻


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かいこさくひんその2 -ぴんぽん・るーむ,1960-

回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−

作家名:アンソニー・グリーン
制作年:1986年
技 法:油彩 キャンバス
グリーンは、極めて具象的なイメージを用いて、彼の家族の個人的な歴史を描き続けている、イギリスの画家である。この作品は、1961年の結婚を回顧したもので、妻メアリーを描いた自作、「花嫁」(1961年)に若きグリーンが見惚れている場面である。窓には結婚式の二人が写し出されている。彼の一連の作品は、日常的で大衆的で、時には微笑ましくもある。しかし、細密で明確な描写によって変形したキャンバス上に創り上げられたその作品は、彼の記憶を物語るための、単なる手段にすぎないのだろうか。若き画家の表情は、笑っているのか、怒っているのか、あるいは懐しがっているのか、何ともつかみどころがない。個人的なもので満たされた、一見、平和で親密な世界は、不気味に歪み、まるで魔法の鏡でものぞきこんでいるかのように、見る者の感情を波立たせ、どこか落ち着かなくさせるのである。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年05月31日掲載)


カテゴリー:作品
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デュフィとは?【 作家名 】

1877年フランスに生まれる。1953年没する。故郷ル・アーヴルの美術学校を経て、兵役をはさみ、パリのエコール・デ・ボザールに学ぶ。はじめは印象主義の影響を受けた作風で、サロンにも出品するが、1905年のアンデパンダン展で見たマティスの作品に影響されて、明るい色彩と軽快な筆使いによる作風へと転じる。セザンヌやキュビスムの影響を受けた時期もあるが、独特のリズミカルな画面を保ち、フォーヴィスムの一員と見なされる。1937年のパリ万博では、電気館のための壁画を制作、52年のベネチア・ヴィエンナーレでは国際絵画大賞を受けた。

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  ラウル・デュフィ

  動物詩集、あるいはオルフェウスの行列

  フォーヴィズム


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徳島県立近代美術館2006