ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


風の中の菜の花



風を忘れた鳥



家族



片腕をあげて座る女



片岡球子



肩掛けを羽織る老女



片瀬和夫



堅山南風



花鳥図



花鳥図



花鳥之図



カッサンドル(アドルフジャンムーロン)



カッツ



カップル



活人箭



勝田蕉琴



桂ゆき



香月泰男



カテドラル



加藤卓男


<前 (34/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


かいこさくひんその2 -ぴんぽん・るーむ,1960-

回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−

作家名:アンソニー・グリーン
制作年:1986年
技 法:油彩 キャンバス
グリーンは、極めて具象的なイメージを用いて、彼の家族の個人的な歴史を描き続けている、イギリスの画家である。この作品は、1961年の結婚を回顧したもので、妻メアリーを描いた自作、「花嫁」(1961年)に若きグリーンが見惚れている場面である。窓には結婚式の二人が写し出されている。彼の一連の作品は、日常的で大衆的で、時には微笑ましくもある。しかし、細密で明確な描写によって変形したキャンバス上に創り上げられたその作品は、彼の記憶を物語るための、単なる手段にすぎないのだろうか。若き画家の表情は、笑っているのか、怒っているのか、あるいは懐しがっているのか、何ともつかみどころがない。個人的なもので満たされた、一見、平和で親密な世界は、不気味に歪み、まるで魔法の鏡でものぞきこんでいるかのように、見る者の感情を波立たせ、どこか落ち着かなくさせるのである。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年05月31日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

バーンズとは?【 作家名 】

1934年アメリカに生まれる。1956年、シカゴ美術研究所およびシカゴ大学卒業。1957−60年、ハンター・カレッジで61−63年、ロンドン大学スレイド・スクールで学ぶ。インディアナ州ブルーミントン在住。あまり知られてはいないが、ロバート・バーンズの練り上げられた寓意的絵画は、シュルレアリズムのオートマティズムの用法と、独創的で個人的な形象表現とを融合させている。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年)

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

バーンズ

キーワードを含む記事
3件見つかりました。

  ロバート・バーンズ

  アンリ・マティス

  ジャック・リプシッツ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006