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ぐるぐるもくじ


第9回ウィーン分離派展ポスター



「第99回分離派展カタログ」/(クリムト記念展)



ダウ



ダウンズ



ダヴィット



ダグラスキャンプ



「ダス・アンデレ」



ダダ



「ダダ運動」 トリスタン・ツァラからマン・レイへの手紙 1921年2月3日



「ダダ・マン・レイ」展 シス書店



ダップルグレイ揺り木馬



ダフニスとクロエ



W計画



ダリ



ダレジ(アレジ)



團藍舟



ダンスの華麗さ



ダンスをするカップル



ダンテの小舟[ウジェーヌ・ドラクロワの原画による]



ダーカンジェロ


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 作家(1701)

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したぎのらふ

下着の裸婦


作家名:ジュール・パスキン
制作年:1926年
技 法:油彩 キャンバス
20世紀の初め、パリには世界中から若い美術家が集まり、酒と芸術に明け暮れながら貧しく、悲惨な生活を送っていた。パスキンシャガールモディリアーニ藤田嗣治らとともに、エコール・ド・パリと呼ばれる芸術家たちを代表する一人である。若くからドイツやフランス、アメリカ、イタリアなど世界各地を放浪し、パリで自殺するまで生涯を旅に送ったが、1920年代はパリのモンマルトルを足場にして、哀愁とデカダンの香りに満ちた女性像を制作している。「下着の裸婦」はその頃(ころ)の作風がよく表れた一点である。夜の歓楽街では、きわめて派手に振る舞ったが、アトリエでは無口で人をよせつけなかったという。孤独なだけに夜は快活に振る舞っていたのだろうか。柔和な線とおだやかな色調で描かれたこのかれんな作品も、どこか虚無的で孤独な雰囲気を漂わせている。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年06月21日掲載)


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徳島県立近代美術館2006