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あんたいとるど 無題
撃ちのめされたように重心を失い、いまにも崩れ落ちる。表情は苦痛とも恍惚ともつかない。これでなぜ「無題」なのか。ここには必ずや、暴力だとか死につらなる背景がある。しかし画面は真っ白。平凡なダークスーツに革靴をはいている以外、私たちには何も知らされない。どこか虚構めいていながら、作品を目の当たりすると、身近な危険を予感して暗くなる。私という無名の個人にも、同じような力が忍び寄っているのかと思えて。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
クプカとは?【 作家名 】 1871年ボヘミアのオポシュノに生まれ、パリで活躍した。神秘思想に傾倒し、色彩や線、形に内在する象徴的な力の造形化を試みる。1909年には非具象的な形態を音楽の法則に従って配列した作品を発表する。抽象度の高いキュビスムとの類似性も指摘されるが、その精神性や音楽と美術の共通性を重視した抽象性は、それらと一線を画している。 |
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