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あんたいとるど 無題
撃ちのめされたように重心を失い、いまにも崩れ落ちる。表情は苦痛とも恍惚ともつかない。これでなぜ「無題」なのか。ここには必ずや、暴力だとか死につらなる背景がある。しかし画面は真っ白。平凡なダークスーツに革靴をはいている以外、私たちには何も知らされない。どこか虚構めいていながら、作品を目の当たりすると、身近な危険を予感して暗くなる。私という無名の個人にも、同じような力が忍び寄っているのかと思えて。(「コレクションによる特別展示 人間像のゆくえ」展図録、1995年)
カテゴリー:作品
後期印象派とは?【 美術用語 】 1910年にイギリスの美術批評家ロジャー・フライによって組織され、ロンドンのグラフトン・ギャラリーで開催された「マネと後期印象派展」に由来する語で、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガンの3人を指すものである。印象派や新印象派とは異なる大画家で、後世に多大な影響を及ぼした者という意味内容で、特定の美術運動を指すものではない。しかし、近年ではアメリカの美術史家ジョン・リウォルドが、新印象派やルドンを含めて、おもにアンデパンダン系統の画家たちを総括する用語としてこれを使用したりもしている。 |
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