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きしだ りゅうせい 岸田劉生
1891年東京都に生まれる。1929年没する。1907年東京高等師範学校附属中学を中退、翌年赤坂の白馬会葵橋洋画研究所に学ぶ。1910年第4回文展に出品。その後白樺派同人たちと交流し、1912年フュウザン会を結成。1914年二科会の創立に際し鑑査員に推されるが、辞退し、巽画会洋画部の審査員となる。1915年草土社を結成。1917年二科展に出品して二科賞を受ける。1922年春陽会の発足には客員として参加。関東大震災後一時京都に移住するが、1926年鎌倉へもどり、1927年武者小路実篤らの大調和美術展に審査員として参加。(「みづゑのあけぼの 三宅克己を中心として」図録 1991年)
カテゴリー:作家
ロココとは?【 美術用語 】 18世紀にヨーロッパで流行した装飾様式。バロック様式に続き、新古典主義に先立つ様式で、広く当時の建築、彫刻、絵画、工芸など美術全体にわたる様式。バロックとロココとは、直線を嫌い、ゆがんだ、凝った装飾を好む点では共通しているが、バロックの力強さに比べて、ロココはむしろ優美で軽快であり、S字形の曲線、非相称の装飾、シノワズリ(中国趣味)を中心とした異国趣味が目立っている。社会背景としては、バロック時代の壮麗な宮殿に対する、新時代の社交場である優雅なサロンの勃興、有力な宮延の婦人たちの趣味の影響などがあった。例えば、暗く重いビロードに代って明るい色の絹織物や錦が流行したのも婦人たちの好みによるものであった。絵画ではヴァトー、ブーシェ、フラゴナールなど、彫刻ではファルコネ、ピガル、建築では、フランスにおけるガブリエルの装飾したヴェルサイユ宮の諸室、ボフランの建てたオテル・ド・スービーズなど、ドイツ・オーストリアではキュヴィイエがバイエルンの宮延にこの様式をもたらすなどした。 |
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