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おりていくひと

降りていく人

作家名:ケネス・アーミテジ
制作年:1973-76年
技 法:アルミニウム
アーミテジは、戦後のイギリス彫刻を代表する作家の一人である。ヘンリー・ムアの影響を受けながら、作家活動を始めた彼の表現は、形態をデフォルメし、人体を円筒形に近い形にまで単純化する。それは、一見、幾何学的で、暖か味がないと思えるかも知れない。しかし、よく見ると、印象は大きく変わってくるだろう。この「降りていく人」。壁のような背景の形と階段は、静止した幾何学的形態である。それに対し、人体の形はなめらかで流動的だ。この対照的な形が相互に関係し合い、魅力的な空間をつくりだしている。単純化した形態のなかに原始的な生命感を込めたアーミテジ。ヘンリー・ムアらが持つイギリス現代彫刻界のヒューマニスティックな精神を彼も共有しているのである。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年03月15日掲載)


カテゴリー:作品
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リプシッツとは?【 作家名 】

1891年リトアニアに生まれる。1973年没する。(イタリア、カブリ)本名ハイム・ジャコブ・リプシッツ。建築を学んだ後1909年パリに出て、エコール・デ・ボザールで彫刻と素描を学ぶ。1912年頃からモンパルナスに住み、エコール・ド・パリの作家達と交流する。1913年から形態を幾何学的に還元した彫刻を制作、15年からは人体をモチーフとした彫刻を制作、キュビスムの彫刻家と目されるようになる。1920年ローザンベール画廊ではじめての個展を開き、22年バーンズ財団の依頼で、ペンシルバニアに石の大型レリーフを制作する。1920年代以降は、自ら「透明彫刻」と名付けた軽快な線的彫刻を制作し、彫刻に新しい地平を開く。1930年代になると、作風は次第に有機性と神秘性を加え、闘争や抱擁をテーマにうねるような量塊によって深い感情表現を追求する。1941年以降ニューヨークに定住し、戦後はアメリカ各地に数多くのモニュメントを制作する。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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