ぐるぐるアートワード
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岩上松書画



キア



喜井黄羊



黄色の上着を着て



黄色の窓のある街のコンポジション



キオス島の虐殺[ウジェーヌ・ドラクロワの原画による]



機械の馬



喜歌劇「パリのクローディーヌ」ブッフ=パリジアン劇場



キキ・ド・モンパルナスのマスク



菊絵鉄斎画蓮月賛



菊花彩雛図



菊池一雄



菊池契月



菊池芳文



菊池容斎



菊畑茂久馬



木こり



岸竹堂



岸田劉生



妓女図


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きき・ど・もんぱるなすのますく

キキ・ド・モンパルナスのマスク

作家名:パブロ・ガルガーリョ
制作年:1928年
技 法:ブロンズ
1881年スペインに生まれたガルガーリョは、十四才で彫刻家の修業を始め、一生涯、彫刻に打ち込んだ。パリでピカソやキュビスムの画家たちとボヘミアン的生活を共にし、金属彫刻に新しい道を開く。今世紀初頭のパリは、新しい芸術の坩堝と化していたが、その中でガルガーリョは、キュビストの空間把握と呼応しながらも、あくまで彫刻家としてヴォリュームの表現に腐心しつつ、自己の様式を模索する。そうした彼の造形の特徴がこの作品にもよく表れている。顔立ちは大胆に簡略化され、頭部はえぐり抜かれているが、豊かな量感と堅実な造形力によって、モデルの個性が余すところなく体現されている。宝飾品を思わせる洒落たディテールと研磨されたブロンズの輝きは、ある種の気品をこの作品に与えている。これは、当代きっての人気モデルであり、ピカソやフジタ等多くの画家に描かれた、エコール・ド・パリの華、キキに捧げられたものである。(竹内利夫「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年11月29日掲載)


カテゴリー:作品
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ルノワールとは?【 作家名 】

1841年フランスに生まれる。1862年エコール・デ・ボザールに入学し、ここでモネシスレーらと知り合う。ドラクロワクールベの影響を受けた制作を経て、1869年からモネ印象派の技法を試みる。1874年第1回印象派展に「桟敷席」他7点を、76年第3回印象派展には「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」を出品する。1880年代にはアングルやラファエロに影響され、明確なデッサンと寒色を基調とした作風の時代に移行する。1890年ごろより、もとの作風に戻り、裸婦や肖像を主として制作。豊満で量感に富む独特の画境を開く。1903年から彫刻も手掛ける。1906年よりカーニュに居を定め、1919年に同地で没した。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)

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徳島県立近代美術館2006