ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


古塔遠望



今年竹



孤独な詩人



子供背負いかご



子供と伯母



子供と魚



子供とペンギン



子供の世話



子供の童話:イエロー III



子供の童話:グリーン II



子供の童話:ピンク I



子供用トリップ・トラップ椅子



子供用「パンパース」椅子



子供用椅子



子供用椅子



子供用椅子



子供用椅子



子供用椅子



子供用椅子



子供用椅子


<前 (55/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


じょせいりゅうぞう

女性立像

作家名:アルベルト・ジャコメッティ
制作年:1952年
技 法:ブロンズ
ジャコメッティは、スイスの小さな山村スタンパに生まれ、フランスのパリで制作した彫刻家、画家である。彼の作品は、この〈女性立像〉にみられるような細く、鋭く削られた人間像の表現を特徴としている。ジャコメッティは学生時代、目に見えるものを見える通りに表現することに絶望し、想像力を重視する作品を制作した。この細い人体の表現は、彼がキュビスムやシュールレアリスムを経て到達した独自の世界なのである。〈女性立像〉は、彼が51歳の最も充実した時期の者であり、主要な作品の一つとして知られている。この表現が意味するものは、人間社会の疎外感である。人間の身体が少しずつ削られていき、最後は骨のようになった姿は、現代社会の心のさまを象徴的に表している。さらに彼は、この細長い体の中に、人間実存の意味を凝縮している。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年06月14日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

タピスリーとは?【 美術用語 】

フランス語でタピスリー、英語でタペストリーと読む綴織壁掛(つづれおりかべかけ)のこと。製織方式は平織(ひらおり)の文様織。ふつう竪機(たてばた、経糸を垂直に張って織る機)を用い、経糸(たていと)に麻糸、緯糸(よこいと)に太い毛の染め糸(また絹や金銀糸なども)を用いる。緯糸を適当な長さに通して絵柄を織り出し、自由に絵画的主題を表現する。すでに古代エジプト時代から知られ、古代ローマやコプト、ペルシアなど東方諸国で制作された。西欧では、13〜14世紀にモニュメンタルな建築装飾として登場し、聖堂や城館の壁面や柱間を飾った。制作地は、フランドルから北フランスにかけてで、アラス、パリ、ブリュッセル、トゥルネ、ヴァランシエンヌ、ドゥエー、リールなどが名高い。代表作には、ニコラ・バターユ作「アンジェの黙示録」や「一角獣をともなった貴婦人」(パリ、クリュニー美術館)などがある。14〜15世紀が全盛時代で、16世紀からは次第に絵画化する。17〜18世紀には、フランス王立ゴブラン製作所が中心となって多くの作品が作られた。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

タピスリー

キーワードを含む記事
11件見つかりました。

  ヴァレンヌ・ス・ドゥンの城

  カサ・フローレス伯爵夫人の肖像

  アントニ・クラーヴェ

  ジョルジュ・ド・フール(ジョゼフ・ヴァン・スリュイテール)

  タペストリー

  田園の奏楽

  フェルナンド7世の肖像

  フランソワ・ブーシェ

  マケット

  アンリ・マティス

  ポール・アルベール・ロラーンス


<前   次>

徳島県立近代美術館2006