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こしをかけるひと 腰をかける人
リン・チャドウィックは、ヘンリー・ムーア以後のイギリス現代彫刻を担う作家のひとりです。ロンドンに生まれ、建築製図家として出発、彫刻の制作は戦後になってから始めています。最初はコールダーの影響を受けてモビールや構成的な作品を発表していましたが、その後、金属による巨大な動物や昆虫のかたちをした廃墟のような作品を経て、1960年頃から四角や三角など鋭角的に面取りをした人体像を中心とした制作を行っています。この角張った特異なフォルムの人体は、実際にはありえない非現実的なかたちにもかかわらず、そこからやはり人間の身体が感じられるという矛盾を観るひとに与えます。この矛盾こそ、現代における人間の存在を問うもので、チャドウィックの主観的なリアリズムともいえる、彼の人間に対する感情のメタファーとして変形・歪曲された人間の姿が、ここでは示されています。(安達一樹「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年07月04日掲載)
カテゴリー:作品
下村観山とは?【 作家名 】 現在の和歌山市に生まれる。一家をあげて上京。はじめ藤島常興に狩野派の手ほどきを受けた後、狩野芳崖、橋本雅邦に学ぶ。東洋絵画共進会、鑑画会に出品し、明治22年(1889)東京美術学校に一期生として入学。卒業と同時に、助教授となる。美術学校騒動では、岡倉天心とともに辞任し、日本美術院創立に参加。正員となる。明治34年(1901)美術学校に教授として復職。2年間、文部省留学生として、イギリスで水彩画の研究などを行った。美術院の五浦移転に従い、美術学校を辞職。大正3年(1914)には、横山大観とともに日本美術院を再興し、以後、院展を中心に活躍した。帝室技芸員、フランス・サロン準会員をつとめた。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年) |
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