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だんすのかれいさ

ダンスの華麗さ

作家名:ジャン・アルプ
制作年:1960年
技 法:ブロンズ
彫刻家・画家で詩人でもあるジャン・アルプは、ダダイズムやシュールレアリスム運動の重要なメンバーとして活躍するなど、20世紀美術にとって忘れることのできない作家である。彼の作品は、多くのシュールレアリストのように深層心理をえぐり出すような表現ではなく、明るい自然の生命感を感じさせるところがある。アルプの「植物から果物が、母親から子どもが生まれてくるように、芸術は人間から生まれてくる果実なのだ」という言葉は、彼の芸術をよく物語っている。レリーフ彫刻と呼ばれるジャンルに入るこの作品は、丸く柔軟な曲線が際立つ形態から成る、単純で大らかな表現である。そして、その題名どおり、作品の上部で人物が跳躍している姿が想像できるのも楽しい。人体を発想の出発点にしながら、ユーモラスな抽象的形態をつくり出しているところが、この彫刻のユニークさと言えよう。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年11月08日掲載)


カテゴリー:作品
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フロッタージュとは?【 美術用語 】

フランス語のフロッテー(FROTTER,こする)の名詞で「こすること」を意味する。マックス・エルンストが、岩や木の粗い面に紙をあてて鉛筆でこすって得られるイメージに注目して以来、シュルレアリスムの独特な技法のひとつとして画面構成に用いた方法。製作をすすめようとする紙を、木目のはっきりした板、織り目の粗い布などの上に置き、鉛筆、クレヨンなどを用いて下の表面の状態が表に現われるまでこすって写し出す技法である。こうして得た形は想像力の刺激剤として、無意識下のイメージを表現する作品の出発点に利用することが多く、エルンストはこれを油絵にも転用しているが、そこには物質に触発された、意識下の不安なイメージがあらわれている。

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