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だんすのかれいさ ダンスの華麗さ
彫刻家・画家で詩人でもあるジャン・アルプは、ダダイズムやシュールレアリスム運動の重要なメンバーとして活躍するなど、20世紀美術にとって忘れることのできない作家である。彼の作品は、多くのシュールレアリストのように深層心理をえぐり出すような表現ではなく、明るい自然の生命感を感じさせるところがある。アルプの「植物から果物が、母親から子どもが生まれてくるように、芸術は人間から生まれてくる果実なのだ」という言葉は、彼の芸術をよく物語っている。レリーフ彫刻と呼ばれるジャンルに入るこの作品は、丸く柔軟な曲線が際立つ形態から成る、単純で大らかな表現である。そして、その題名どおり、作品の上部で人物が跳躍している姿が想像できるのも楽しい。人体を発想の出発点にしながら、ユーモラスな抽象的形態をつくり出しているところが、この彫刻のユニークさと言えよう。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年11月08日掲載)
カテゴリー:作品
久米桂一郎とは?【 作家名 】 1866年佐賀県に生まれる。1874年父邦武とともに上京、1884年藤雅三について洋画を学び、1886年渡仏してラファエル・コランに師事、藤の招介で黒田清輝を知る。1893年帰国。翌年山本芳翠の生巧館をゆずりうけ、黒田とともに天真道場を開き、1895年第4回勧業博覧会に出品、妙技2等賞を授賞した。1898年東京美術学校教授となり、翌年パリ万国博覧会鑑査官として渡仏。1900年同博覧会の出品作3点で褒状をうけた。1904年東京高等商業学校教授を兼任。1920年東京商科大学予科教授を兼任し、1922年帝国美術院幹事となり、翌年仏政府より勲章をうける。(「みづゑのあけぼの 三宅克己を中心として」図録 1991年) |
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