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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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 作家(1701)

 作品(1851)

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かたうでをあげてすわるおんな

片腕をあげて座る女

作家名:アンリ・ローランス
制作年:1930年
技 法:テラコッタ
装飾的な彫刻をつくって生計をたてていたローランスが、ロダンからの影響を抜け出し、当時の最先端だったキュビスム運動に参加したのは1911年である。ブラックピカソらと親交を持ちながら、キュビスムを彫刻へと適用していった。具象的な形を分解して得られる線や面によって構成された作品や、コラージュの立体化を試み、彩色彫刻にも独創性を見せている。しかし1920年代の後半から、彼は人間の自然で有機的な姿を追求し始めた。この作品は、その初期のものである。直線を基調にし、面によるキュビスム的な構成のなごりをとどめている。やや堅さは残るものの、腰をのばし、彼方を眺めやるようなそのポーズは、のっぺらぼうに近いその顔に、やさしい女性の表情をよびおこしている。土を焼いたテラコッタの暖かい肌合いと、しっかりしたヴォリュームは、装飾性をつきぬけて、神聖な象徴へと昇華するかのようである。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年02月21日掲載)


カテゴリー:作品
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エコール・ド・パリとは?【 美術用語 】

パリ派。13世紀、聖王ルイのもとで装飾挿絵を描いた画家達を指すこともあるが、より知られた使い方は、20世紀初めにパリで活動した画家達を指す。さらにその中でも、広義では19世紀末の印象派あたりから第2次世界大戦後の抽象主義あたりまでを漠然と指し示す場合がある一方で、狭義では第1次世界大戦頃から第2次世界大戦前までパリで活躍した主として外国人画家達を指し示すこともある。そして一般的には後者の場合を言う。彼らはフォーヴィズムキュビズム、シュールレアリスム等の20世紀初めの潮流から、直接的にははずれたところで、具象的な、そしてしばしば悲劇的で破滅的な作風をみせた。モディリアーニシャガール、スーティン、キスリングパスキン、フジタ(藤田嗣治)などが代表格である。彼らは一匹狼的であり、人間的交流はあったものの、1つの様式や理論のもとに集まった流派ではなかった。芸術の都パリに生まれた、国際的できわめて個性的な集団であったといえよう。

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エコール・ド・パリ

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