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かくばったかたのいきもの 角ばった肩の生きもの
針金による彫刻を作っていたコールダーは、1930年にモンドリアンの仕事場を訪ねた。垂直と水平の線によって空間の基本的な構造を表現しようとしていたモンドリアンに、コールダーは刺激される。空間そのものの表現、という考え方は、「動き」に興味を持つ彼を、「動き」そのものの表現へと向かわせた。バランスをとってぶらさげられた様々な形が風の力でゆらゆらと動く、「モビール」を創始した彼は、その一方で静止した彫刻も制作した。後者は前者に対して「スタビール」と呼ばれ、この作品もそのうちの一つである。床がめくれて、ふわりと起き上がってきたように見えるこの作品には、それ自体が動く「モビール」とは違い「動き」が内在している。不安定な様子で立つこの生き物は、微笑みながら揺らいでいる。その三本足には、内在する動きが現実化されているのだろうか。遊びの要素のある、楽しい作品である。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年04月04日掲載)
カテゴリー:作品
上村松園とは?【 作家名 】 松園は京都のひと。本名津禰。明治20年京都府画学校に入学し鈴木松年に師事するが、翌年退学して松年塾に入った。次いで幸野楳嶺に師事し、楳嶺の死後は竹内栖鳳の門に移る。画を学ぶ傍ら漢学や詩を学び、国内勧業博覧会などで早くから数々の賞を受賞した。明治40年の文展開設後は、文展・帝展に格調高い美人画を出品し続け、内外の展覧会で受賞を重ねた。東京の池田蕉園、大阪の島成園らとともに閨秀の三園と称された。昭和19年帝室技芸院となり、美人画だけでなく、その香り高い精神性の女性表現によって昭和23年には女性最初の文化勲章を受章している。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年) |
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