ぐるぐるアートワード
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エングレーヴィング



円形のビニェット 4点(葉・花弁・茎・莢)



演劇「居酒屋」ポルト=サン=マルタン劇場



エンゲルハルト



遠山雪景図



圓鍔勝三



煙突



煙突(習作)



エーアリッヒ



オイディプスとスフィンクス(アングルによる)



桜花紅桃、新柳貝合図



『黄金時代』事件 抗議パンフレット



王女トミュリス



王女に会いたくてナショナル・ガーデンのフェスティバルを訪



オウスアンコマ



王妃マリー=アントワネット[フランソワ・デュモンの原画による]



大岩秋山図



大鴉



大ガラスと関連作品 第一巻



大ガラスと関連作品 第二巻


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おいでぃぷすとすふぃんくす(あんぐるによる)

オイディプスとスフィンクス(アングルによる)

作家名:フランシス・ベーコン
制作年:1983年
技 法:リトグラフ 紙
画面左手に描かれた半人半獣の生き物は、通りかかる旅人に謎をかけ、解けなければ殺してしまうスフィンクスである。傷ついた片足を台にのせているのは、今まさに問いに答えようとしているオイディプス。「朝は四本足、昼は二本足、夕べは三本足のものは何か。」「それは人間である。」スフィンクスもオイディプスも表情は崩れ、のっぺらぼうに近い。力の入ったオイディプスの姿にも、どこか安定を欠いた不気味さが漂っている。画面上部で矢印によって指示される血まみれの物体は、二人の問答から立ち去りがたいかのように浮かんでいる。イギリス生まれのベーコンは、神秘的で象徴的な作風で具象絵画に新しい広がりを与えた。題名によれば、この作品は新古典主義の巨匠アングル(1780−1867)の作品に基づいている。しかし、オイディプスにまつわる父親殺しや近親相姦、盲目といった観念にとりつかれた作家の姿を暗示してもいる。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年08月08日掲載)


カテゴリー:作品
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ジャクスン・ポロックとは?【 作家名 】

1912年アメリカに生まれる。1956年没する。1930年に西部からニューヨークのアート・スチューデント・リーグに入学、トーマス・ベントンに学ぶ。1930年代から40年代の初めにかけてはメキシコの壁画運動やピカソの〈ゲルニカ〉、ミロなどに触発され、激しくうごめく生き物のイメージを描く。また、アルコール中毒の精神分析治療を受けた彼は、シュールレアリスムにも興味を引かれる。1946、47年頃から床にひろげたキャンバスに棒などから絵具をしたたらせてオールオーヴァーに描く、ドリップペインティングを始める。時には巨大なキャンバス上で、身体全体を使って描く行為それ自体がイメージをしぼり出していくのである。1956年夏、44才の時に、ニューヨーク近代美術館での回顧展を前にして自動車事故で死亡、戦後アメリカ美術の伝説となった。デ・クーニングと共に、抽象表現主義の代表者として評価は高い。

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