ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


「花嫁の花冠」



花をもつ婦人



花を持てる聖者



葉の装飾模様の中の鳥



母親の叱責[エティエンヌ・オブリーの原画による]



幅広の背負い紐



ハプニング



濱晶雲



濱田観



浜田知明



ハミルトン



林雲谿



林鼓浪



林重義



林倭衛



林司馬



林武



林正明



速水御舟



速水史朗


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じつげんしていないぷろじぇくとAこんぽうされたほいっとにーびじゅつかん

版画集〈実現していないプロジェクト〉a.梱包されたホイットニー美術館

作家名:クリスト
制作年:1968年
技 法:リトグラフコラージュ 紙
パフォーマンスの先駆者の一人クリストは、ブルガリアに生まれ、チェコスロバキアのプラハでデザインを学んだ後、アメリカで活躍している。この作品は、一枚の版画としても十分鑑賞に耐え得るものだが、本当の価値は描かれた内容にある。20世紀の美術は、1960年ごろになると急激な変化を見せ始め、若い作家たちによってアース・ワークやイベントなどと呼ばれる、従来の絵画や彫刻といった概念ではとらえ切れない表現が行われるようになった。クリストもそのような一人で、建物や橋などさまざまな建築物の梱包を手がけ、ついには実際の海岸や島、渓谷などの自然を数十キロにおよぶナイロン布で包み込んだ。梱包することで物体を既成の意味から切り離し、人間と物体の関係をあいまいに保とうとしたのだという。この作品には巨大な布で包まれたホイットニー美術館が描かれている。クリストは巨大な布で包まれたホイットニー美術館を描こうとしたのではなく題名通りいまだ実現していない建物の梱包という着想を記録しようとしたのであり、いわばプロジェクトの計画書なのだと言えよう。(江川佳秀「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1988年06月21日掲載)


カテゴリー:作品
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エスキースとは?【 美術用語 】

絵画用語。最終的に完成するはずの絵や設計図などの構想をまとめるために作成される下絵や略画、画稿などをさす。準備のための単純ですじ書き的なものであるため、場合によっては1点の最終作品のために何点ものエスキースが重ねられる場合がある。それ自体が制作の目的となることはなく、創作の予備的、準備的段階の副産物といえる。その規模によっては、線描を主体としたデッサンやあるいは水彩画、油彩画などのいずれでもありうる。ほかにエテュード、エボーシュ、デッサンなどの用語でよばれる場合がある。

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