![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
はんがしゅう<だふにすとくろえ>09くろえのせっぷん 版画集〈ダフニスとクロエ〉9.クロエの接吻
古代ギリシャの詩人ロンゴスの物語に挿絵をつける依頼がテリアードからあったのは一九四九年のこと。ためらったシャガールが引き受けることにしたのは一九五二年。以来、二度のギリシャ取材と大量のデッサンを積み重ねて原画ができたのが一九五六年。ムルロ工房でのリトグラフの刷り作業には十八から二十色もの色数を使い何度も修正を繰り返したという。企画から数えて約十二年を費やして出版されたのがこの〈ダフニスとクロエ〉である。二人の捨て子ダフニスとクロエの出会いから結婚までの愛の物語は、春に始まり秋に終わる。生命の誕生から成熟までを暗示するこの美しい物語を、シャガールは互いに薄く重なり合ったリトグラフならではの柔らかく繊細な画面で彩っていく。挿絵本の王道を行く傑作。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)
カテゴリー:作品
ギョーマンとは?【 作家名 】 1841年フランスに生まれる。1927年没する。昼間は鉄道会社で働きながら絵を学び、1864年に通い始めたアカデミー・シュイスで、ピサロやセザンヌと出会う。1897年から86年まで、計8回行われた印象派展にもたびたび出品し、1884年に設立されたアンデパンダン展にも出品している。大胆な色彩の使用が特徴であり、後のフォーヴィスムの先駆と見なされている。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||