ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


アラベーラ・ボルトンの肖像



あらゆる試練に耐えて



アララットの船あるいは空の蜜



有元利夫



有山白崖



ある音楽家のための楽譜(徳島会場不出品)



ある種の関係



アルジェのユダヤ人(タンジールのユダヤ人花嫁)



アルジャントゥイユからサノワへの道



ある彫刻家の顔



アルテンシュタイン



アルテンベルク



アルデイア通り



アルトゥール・レスラーの肖像



〈アルトーは兵士たちの前で語る〉



アルハンブラ−ヌイイの祭り



〈ある場面の再現〉



アルバース



Alphabet Skin



アルプ


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はんがしゅう<だふにすとくろえ>11まひる,なつ

版画集〈ダフニスとクロエ〉11.真昼,夏

作家名:マルク・シャガール
制作年:1957-60年
技 法:リトグラフ 紙
シャガールの描くモチーフには、農場、牝(めす)牛や鳥などの動物、恋人たちの姿が繰り返して現れる。これらの題材は、パリを中心に活躍し、巨匠とうたわれた彼の故郷の村に対する郷愁、追憶を表したものであり、また彼の芸術の本質を示したものと言える。彼の作品は、これらの人物や動物が空を飛び、恋人たちが、地上の重力の法則を越えて永遠の愛を語り合うかのように描かれ、幻想的でさえある。その魅力は、油彩画だけでなく、このような版画作品でも変わることはない。これは古代ギリシャの物語「ダフロスとクロエ」を42点の作品でつづった中の一点である。物語は別々の羊飼いに育てられた二人の捨て子が、成長したのち愛し合い、波乱万丈のあと結ばれるという愛のストーリーが色彩豊かに展開する。この作品は夢を見るクロエが、色とりどりの果実を実らせた木々や鳥、笛の音に囲まれて眠る姿を描いたもので、赤い色彩のハーモニーが美しい。(森芳功「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年04月05日掲載)


カテゴリー:作品
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ピカソとは?【 作家名 】

1881年スペインに生まれる。1973年没する。幼少時から卓越したデッサン力を示し、ダ・グァルダとバルセロナの美術学校でアカデミックな技法を学ぶ。1900年から04年までパリとバルセロナの間を往復し、04年からはパリの長屋、洗濯船(バトー・ラヴォワール)に住んでエコール・ド・パリの作家達と交わる。1902年頃から抒情的な青の時代に入り、続いてバラ色の時代を経て、07年に〈アヴィニヨンの娘たち〉を制作、ブラックとも出会う。キュビスムの幕開きであった。1918年頃から新古典主義的傾向に変わり、25年頃からはシュルレアリスムをとり入れる。1933年には雑誌『ミノトール』創刊に参加、37年にはスペインのフランコ政権に抗議して〈ゲルニカ〉を制作した。戦後は〈画家とモデル〉のシリーズや過去の巨匠に題材をとった作品も作り、また日記のように毎日大量の版画を制作した。彫刻、セラミック、舞台装飾、ポスターなどの分野にも手をひろげた。20世紀美術の最高峰の1人といえるだろう。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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