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はんがしゅう<せいまとれる>2てーぶる

版画集〈聖マトレル〉2.テーブル

作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1910年
技 法:エッチング 紙
マックス・ジャコブの詩に版画を添えた〈聖マトレル〉は、画商カーンワイラーの企画である。当初挿絵はドランに依頼されたが、結局ピカソが行うこととなった。ピカソにとって初めての挿絵本。挿入された四点の版画には主人公マトレルの姿はない。詩の内容に促したものを描く挿絵から、内容と共鳴しながらも版画として自律する、新しい挿絵の登場である。それらは形態を分解し平面上に再構成する分析的キュビスムを、線を主体に展開した格好の作例となっている。〈エルサレムの攻略〉もまた、〈聖マトレル〉に続く、ピカソとジャコブの共作。こちらは同じキュビスムながら、綜合的キュビスムへの萌芽がみられると言われる。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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グリスとは?【 作家名 】

1887年スペインのマドリードに生まれる。1906年パリに移り、ピカソブラックを知る。12年より分析的キュビスムの傾向で制作を始め、紙などをはりつけるパピエ・コレも手掛ける。彼の作品は綿密な構図の計算から出発したものであるが、独特の叙情性がその芸術性を高めている。1922年からはロシア・バレー団の舞台美術を手掛ける。

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