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あさだ ひろし 麻田浩
1931年京都府に生まれる。1997年没する。はじめ油絵を制作し、1954年から新制作協会展に出品、62年新作家賞を、67年協会賞を受賞して68年会員となる。1971年初めての個展を開催し、シェル美術賞展、安井賞展などに出品した後パリに移り、72年フリードランデルのもとで銅版画をはじめる。1974年カーニュ国際絵画フェスティバルプリナショナル賞、76年オステンド・ヨーロッパ絵画賞第2席、77年カンヌ国際版画ビエンナーレ1等賞などを受賞し、版画家としての国際的な評価を確立する。ベルギー文化省、フランス文化庁などに作品が買い上げられ、内外の美術館に作品が収蔵される。水滴や地表面など微細なものを凝視し、各種の銅版画技法を活用した密度の高い心象風景を描き出すことで知られる。新制作協会のほかサロン・ドトンヌ、サロン・ナショナル・ド・ボザールに所属、京都市立芸術大学で後進の指導にあたった。
カテゴリー:作家
アクション・ペインティングとは?【 美術用語 】 おもにニューヨークを中心に、第二次世界大戦後に起った抽象絵画の傾向。アメリカの批評家、ハロルド・ローゼンバーグの著作「アメリカのアクションペインターたち」にちなんだ呼称。1950年代の抽象表現主義の画家たちの総称として用いられるが、ドリッピングの技法を採用した1947年以降のポロックを念頭においたものだった。ローゼンバーグが“自己超越”と定義したように、完成品としての絵だけでなく、それをつくり出した過程、すなわちそれを描いていた時の芸術家の行為自体に重要性を与えることによって、ヨーロッパ風の自己表現の秩序と調和のある小宇宙を超えようとする。ポロック、デクーニングなどが代表的な作家とみなされる。 |
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