ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


マイケル・グレイニェツ



マイヤー



マイヤー



マイヨール



前田寛治



前田青邨



前田暢堂



前を向いた頭部の習作と2つの手の習作



牧野克次



幕間 01021



幕間 01031



マクセヴィルアトリエジャンプルヴェ



マケット



曲子光男



貧しい食事



貧しき食事



街に沿って



街のジャングル−日刊紙



〈街を歩くこと〉



マッキントッシュ


<前 (1/17ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ぐれごりーのいめーじ

グレゴリーのイメージ

作家名:デイヴィッド・ホックニー
制作年:1985年
技 法:リトグラフコラージュ 紙
戦後アメリカの抽象表現主義の波はイギリスにも及んでいた。しかしその中でホックニーは1964年にロサンゼルスに移り住んでからもずっと具象性を保った作品を創ってきた。私的な物語や、カリフォルニアの風景や、肖像であったりするその通俗的な画風は、しかし彼独自の世界を形成してきた。研究熱心な彼は先行する作家から多くを学びとる。この作品はピカソを中心にキュビズムを研究してきた成果といえる。キュビズムが行った複数の視点の導入を、いわゆるフォトコラージュで試した彼は、ここではさらにそれらの焦点を動かす。デフォルメされた人体の腕や足は、そのことによって増殖している。そして、さらに画面を上下にそれぞれ違った大きさの額で区切り、イメージを破壊する。しかし彼の作品は決して暴力的であったり挑発的であったりはしない。見る者は、居心地のよい視線の移動を楽しむことができるのである。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1989年09月27日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

アンリ・ローランスとは?【 作家名 】

1885年フランスに生まれる。1954年没する。始めパリで装飾や彫刻の勉強をしながらロダン風の彫刻を作る。1911年、ピカソブラックレジェらと出会い、とりわけブラックを通してキュビスムを知る。パピエ・コレなどの実験的な制作を糧にして、キュビスムを彫刻に適用した草分けの一人としてリプシッツと共に評価されている。1913年と14年にアンデパンダン展に出品する。1921年から画商カーンワイラーが彼の作品を扱う。1925年、パリ装飾芸術博覧会でル・コルビジェ設計のパビリオンに出品する。この頃の彫刻には独特の彩色が施されている。1925年以降はキュビスムを脱して、有機的で自然主義的な形を創造しようと努めた。また彫刻のみならず絵画や挿絵、装飾の分野でも活躍する。1935年にはヘレナ・ルビンスタイン賞を受賞、49年にはブリュッセルのパレ・デ・ボザールで、51年にはパリの国立近代美術館で回顧展が開かれた。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

アンリ・ローランス

キーワードを含む記事
2件見つかりました。

  キュビズム

  アンリ・ローランス


<前   次>

徳島県立近代美術館2006