ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


<前 (32/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


にしのはて

西のはて

作家名:ヤン・フォス
制作年:1962年
技 法:インク、水彩 紙
ドイツに生まれたヤン・フォスは、1960年からパリに住み続けている。1960年代初頭、抽象表現主義的な傾向がもたらした、抑制を受けない描き方の流行の中で、彼はそのような、意志の働かない、目的のないようにも思えるやり方とは違ったものをつかもうとしていた。まわりの出来事とのコミュニケーションを通じて世界を把握しようとする意志がフォスには見られる。この作品には彼の目についた出来事、散歩する人や馬にのる人、ロデオの光景などが、奥行きのない平面に、落書きのような稚拙な線で描かれている。人々の会話も書きとめられている。抽象表現主義のように、画家の行為そのものを画面にぶつけるのではなく、そのような行為をいわば記号として書きとめることによって、フォスは、ものごととの距離を測り、そして、それらを直接に所有しようとしている。この作品は、フォスの所有する世界の見取り図なのだろうか。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年10月17日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

オブジェとは?【 美術用語 】

本来の意味は、「もの」、「物体」、「客体」のことであるが、もともと芸術とは無関係なもの、あるいはそれらのものの寄せ集めによって構成された芸術作品をオブジェという。また、その作品の構成要素であるものそのものを指すこともある。オブジェとしてのものには、自然に在在する物体や、人間がつくり出した既製品、既製品の部分があり、それらのものが、われわれの日常の感覚や意識を崩してしまうあり方で、作品として存在する。例えば、マルセル・デュシャンが初めて使用したレディ・メイドは、ダダの運動において既製品の本来の役割を否定することで、従来の秩序や価値の体系を破壊してしまおうとするためにオブジェが示された一例であるし、シュールレアリスムにおいては、オブジェはある内的なものの象徴として機能している。第二次世界大戦後は、工場から生み出される廃棄物が、オブジェとして多用されて、新たな展開をみせた。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

オブジェ

キーワードを含む記事
72件見つかりました。

  アララットの船あるいは空の蜜

  アントナン・アルトーの肖像

  イジドール・デュカスの謎

  稲垣足穂『イカルス』

  ヴィック・ジャンティ

  永続するモティーフ

  大藪雅孝

  奥底の青

  贈り物

  オブジェ

  彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(グリーン・ボックス)

  菊畑茂久馬

  工藤哲巳

  アントニ・クラーヴェ

  チャック・クロース

  子供用乗り物「ビッグ・ザ・フェイス」

  小本章

  詩「ドンファン」のための素材

  シェイクスピア方程式 おわりよければすべてよし

  シェイクスピア方程式 尺には尺を


<前   次>

徳島県立近代美術館2006