ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


子供用肘掛け椅子「小さな休息」



子供用揺り椅子



子供用3人掛け椅子



子供を包むためのアラウカンのベルト



コナテ



湖畔連雨図



小林敬生



小林孔



小林古径



小林永濯



小林清親



小林萬吾



小林和作



小人のデッサン 6点



小瓶をかかげるマルト、あるいは水差しを持つ少女



コブラ



コペルス



小堀進



小堀鞆音



駒井哲郎


<前 (57/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


にしのはて

西のはて

作家名:ヤン・フォス
制作年:1962年
技 法:インク、水彩 紙
ドイツに生まれたヤン・フォスは、1960年からパリに住み続けている。1960年代初頭、抽象表現主義的な傾向がもたらした、抑制を受けない描き方の流行の中で、彼はそのような、意志の働かない、目的のないようにも思えるやり方とは違ったものをつかもうとしていた。まわりの出来事とのコミュニケーションを通じて世界を把握しようとする意志がフォスには見られる。この作品には彼の目についた出来事、散歩する人や馬にのる人、ロデオの光景などが、奥行きのない平面に、落書きのような稚拙な線で描かれている。人々の会話も書きとめられている。抽象表現主義のように、画家の行為そのものを画面にぶつけるのではなく、そのような行為をいわば記号として書きとめることによって、フォスは、ものごととの距離を測り、そして、それらを直接に所有しようとしている。この作品は、フォスの所有する世界の見取り図なのだろうか。(友井伸一「文化の森から・収蔵品紹介」讀賣新聞1990年10月17日掲載)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

文展とは?【 美術用語 】

文部省美術展覧会の略。1907年6月、勅令によって美術審査委員会官制がしかれ、続いて美術展覧会規程が告示公布され、最初の官制による展覧会として同年以降毎年秋季に開催された。当初から審査員の選出で紛糾し、美術界を統合した形をとるために当時日本画壇に分立した諸団体と洋画、彫刻の新旧両派から選出した委員に学識経験者を配して均衡をとった。1919年文部大臣の管理下に帝国美術院が設けられ帝国美術院展覧会に改組されたが、在野有力作家の吸収を目的として、35年文相松田源治により帝国美術院が改組され、37年ふたたび文部省美術展覧会として発足した。戦後は1946年日本美術展覧会(日展)として再出発したが、49年日本芸術院と日展運営会が共催することとなり、さらに58年から社団法人日展により運営されている。1937年からの文部省美術展覧会を新文展と呼ぶことがある。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

文展

キーワードを含む記事
205件見つかりました。

  赤城泰舒

  秋野不矩

  朝倉文夫



  荒井寛方

  荒木寛畝

  荒木十畝

  有山白崖

  池田蕉園

  池田輝方

  池田遙邨

  石井鶴三

  石井林響

  板倉星光

  伊藤小坡

  伊東深水

  井上三綱

  井上常太郎

  猪田青以

  今尾景年


<前   次>

徳島県立近代美術館2006