ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


クルツヴァイル



クルーガー



クレイン



クレテイユのパリ通り



クレネク



クレメンテ



クレー



黒、赤、金



黒い水滴



クロウェル



黒川紀章



黒崎彰



クロス



黒田重太郎



クロッキー



黒と茶色



黒羽周辺景観図



黒柳正孝



クローグ



クロース


<前 (47/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


きゅびすむについて

キュビスムについて

作家名:アルベール・グレーズ
制作年:1947年(初版1912年)
技 法:本(銅版画11点付き)
この本の初版が刊行された一九一二年は、キュビスム運動の全盛期。著者のグレーズとメッツアンジェは、同十二年にレジェやジャック・ヴィヨンらが結成したキュビスムの抽象化を推進するグループ「セクシオン・ドール(黄金分割)」のメンバーである。翌十三年には、英語版、ロシア語版が、十五年には日本語版(蘇武緑郎訳『キュービスム』向陵社)が出版されるほど広く普及した。二人は、画家でありながらキュビスムの理論的指導者としても目されるようになり、グレーズは、バウハウス叢書第十三巻として『キュビスム』(一九二八年)も著した。一九四七年に再刊された同書には、ピカソブラックレジェグリスら十一人の作家の版画が収録されている。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

フォトコラージュとは?【 美術用語 】

同一画面内に、異った二つ以上の映像を合成し、その効果によって異質なイメージの衝突を期待する手法。フォトコラージュフォトモンタージュに先行し、ダダイストのリヒャルト・ヒュルゼンベックやラウール・ハウスマンらがキュビストたちのコラージュを発展させて開発した技法で1920〜30年代にかけて最も流行した。これは写真を切り抜いて、それを他の新聞の断片やデッサン等とともに、非論理的に貼りあわせるもの。この方法は、幻想や諷刺的な表現効果が得られ、政治宣伝、社会諷刺などダダイストたちの得意とするショック戦術のため好んで用いられた。フォトモンタージュは、合成写真ともいえるもので、二重ないしは多重露光によって撮影時に複数の影像を合成する場合と、引伸しの時点で、ネガを重ねて焼きつける手法とに大別される。この方法の代表的作家はジョン・ハートフィールドで、この手法により1930年代初頭にナチスを痛烈に諷刺した。また、これらの手法はマックス・エルンストによってシュルレアリスムにも用いられ、多く使用された。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

フォトコラージュ

キーワードを含む記事
3件見つかりました。

  グレゴリーのイメージ

  フォトモンタージュ

  デイヴィッド・ホックニー


<前   次>

徳島県立近代美術館2006