ぐるぐるアートワード
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アペル



阿房宮図



アマタシャ



雨田光平



網打つ人 - II



編革ひもシートのインスブルック・ローデルそり



編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)



アムステルダム国立博物館1







雨のために



アメリカセイ



アメリカの風景



荒井寛方



洗い髪



荒川修作



荒木寛畝



荒木十畝



荒木高子



荒木珠奈






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じゃず

ジャズ

作家名:アンリ・マティス
制作年:1947年刊 1946-47年制作
技 法:ステンシル 紙(20点)、テキスト
アンリ・マティス著。テリアードから色刷り版画による挿絵本の依頼があったのは一九四三年。既に絵筆を持つのが困難になっていたマティスは、筆をはさみに持ち替えて切り紙の要領で形を作り、それをステンシルで版画にした。文章もマティス自身のものであり、手書きの文字をそのまま印刷している。サーカスや民話、旅行に基づいた図柄と、神、愛、自由などに関するマティスの断想がつづられた文章のあいだには、説明的な関連はない。色紙を切り抜くことは、形のない色というものを、手応えのある物質としてつかみ取ることだったのかも知れない。そんな実体として捉えられた色が織りなす図版と、文章が喚起するイメージ、そして手書き文字の視覚的効果が共鳴し、一冊の書物に結実したマティス晩年の代表作である。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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オートマティスムとは?【 美術用語 】

自動(記述)法と訳される。厳密には「シュルレアリスム宣言」に「理性によるいっさいの統制なしに、かつ美学的、倫理的ないっさいの先入観なしに行われる思考の真実の書きとり」とあるように、意識下の世界を探求するために用いられる方法。この用語はピカビアのインクのしみとか、紙切れを無造作に落すアルプの方法などのように、意図的に偶然の要素を開発する方法にも適用され、1940年代初期のニューヨークのシュルレアリストたちに重要な原理として引き継がれた。その後のアクション・ペインティングアンフォルメル芸術は、どちらも絵をかく過程を自動的な精神の即興、つまり画家の内的な心の状態を表現する手段とみなしていたので、オートマティスムを自らの特質として受け入れた。

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徳島県立近代美術館2006