ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


アラベーラ・ボルトンの肖像



あらゆる試練に耐えて



アララットの船あるいは空の蜜



有元利夫



有山白崖



ある音楽家のための楽譜(徳島会場不出品)



ある種の関係



アルジェのユダヤ人(タンジールのユダヤ人花嫁)



アルジャントゥイユからサノワへの道



ある彫刻家の顔



アルテンシュタイン



アルテンベルク



アルデイア通り



アルトゥール・レスラーの肖像



〈アルトーは兵士たちの前で語る〉



アルハンブラ−ヌイイの祭り



〈ある場面の再現〉



アルバース



Alphabet Skin



アルプ


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じゃず

ジャズ

作家名:アンリ・マティス
制作年:1947年刊 1946-47年制作
技 法:ステンシル 紙(20点)、テキスト
アンリ・マティス著。テリアードから色刷り版画による挿絵本の依頼があったのは一九四三年。既に絵筆を持つのが困難になっていたマティスは、筆をはさみに持ち替えて切り紙の要領で形を作り、それをステンシルで版画にした。文章もマティス自身のものであり、手書きの文字をそのまま印刷している。サーカスや民話、旅行に基づいた図柄と、神、愛、自由などに関するマティスの断想がつづられた文章のあいだには、説明的な関連はない。色紙を切り抜くことは、形のない色というものを、手応えのある物質としてつかみ取ることだったのかも知れない。そんな実体として捉えられた色が織りなす図版と、文章が喚起するイメージ、そして手書き文字の視覚的効果が共鳴し、一冊の書物に結実したマティス晩年の代表作である。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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クリンガーとは?【 作家名 】

ウィーン技術産業博物館で学ぶ。1895年、デッサンアトリエ、‘ヴィーナー・モーデ’に入る。ここでコロマン・モーザーと知り合い、彼の推薦で「メゲンドルファー・ブレッター」誌に参加。1896年、ミュンヒェンに移住、1年後ベルリンに転居。同地で出版人のドクター・アイスラーに協力。かたわら、滑稽本「ディ・ルスティゲン・ブレッター」、風刺雑誌「ダス・クライネ・ヴィッツブラット」の挿絵、ポスターを制作、また、レタリングデザインを始める(1897年「ボールド体」発表、1912年から13年、H.ベルトホルト書店(ベルリン)が第202号で「クリンガー字体」特集)。1908年から1909年、ウィーン・クンストシャウに参加。1911年、ダルムシュタットの芸術家村の招きを断わる。1912年、ベルリンのJ.シュミット・ガラス絵工房のためにガラス窓デザインを制作。ウィーン分離派のポスター展に出品。欧州旅行。1915年、ウィーンに戻る。1918年まで兵役。ポスター制作アトリエを開く。1926年、「現在作家国際レタリング展」にオリジナルのレタリングパラフレーズを出品。施盤を使ってファンタジック図形「ベターウェイ・グロテスク」を開発、宣伝広告用に多用、今日、世界中に広まる。R.ベルナウアーとマインハルトのパロディ「悪党の歌」の挿絵を描く。

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