ぐるぐるアートワード
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原勝郎



原菊太郎



原健



原丹橋



原鵬雲







ハルス



ハルトフ



春日蜿々(白梅)



ハロルドジェニングス



版画集『大鴉』『大鴉』表紙



版画集『大鴉』胸像の上の大鴉−「パラスの像へと降り立った……」



版画集『大鴉』飛翔する大鴉:書票



版画集『大鴉』窓辺にて−「ここに私は鎧戸を開け放った……」



版画集『大鴉』椅子−「床の上に漂いつつ横たわるその影……」



版画集『大鴉』ランプの下で−「嘗て物寂しい真夜中に……」



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉1. フィリポ 邊梨保の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉10. タダイ 多駄伊の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉11. ヤコブ 也胡武の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉12. シモン 指聞の柵


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おーとびおぐらふぃー

オート・ビオグラフィー

作家名:ソル・ルウィット
制作年:1980年刊
技 法:本
一九八〇年に出版されたソル・ルウィットの〈オート・ビオグラフィー〉。「自伝」である。とはいっても、ニューヨークのマンハッタンにある彼の自宅の様々な細部を写した写真がずらりと並んでいるだけ。壁や天井、家具、トイレ、アトリエの道具類、台所のフライパンや包丁、靴や衣類、植木、カセット・テープに写真、たばこに灰皿、そして本棚などなど。まるっきりの日常生活の断片。撮影の仕方も、日常生活の延長でメモ的に気軽に撮ったような感じである。いずれも、ほとんどが対象に近寄ったアングルからのものなので、一枚の写真を見ただけでは部屋全体の様子は分からない。文章や解説もない。ところが、正方形のページに縦横がそれぞれ三分割されてできた計九つのグリッド(格子)に、それらの写真がきちんと配置され、整然と並べられていると、意外と雄弁にアーティストの素顔のようなものを感じさせてくれる。ただ、そこに見える素顔は本当にソル・ルウィットのものなのだろうか。いや、言い換えればルウィットの素顔、人格とはそもそも明確な形で指し示すことができるものなのだろうか。作家の個性、人格、主体、そして他人に語りうる自分自身というものは、実はこの作品のように断片化したものの集まり、ボタンを押せば写っていたというような、あまり作為の感じられないスナップ写真の集まりに過ぎないのではないか。それらをかろうじて束ねているのは、社会的な関係や因習、政治的、思想的な共通体験、あるいは宗教的な信仰心であろう。唯一絶対の自己なんて存在せず、あるのは、時代が変わり環境が変われば異なったかたちに組み替えられてしまう断片だけだ。一九八〇年代の入り口にソル・ルウィットは、そっけないほどにあっさりとした体裁のこの本で、ポスト・モダンと呼ばれはじめた思想状況の核心を示してもいる。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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フォートリエとは?【 作家名 】

1898年フランスに生まれる。1964年没する。1909年イギリスへ渡り、12年にロンドンのロイヤル・アカデミーに入って美術を勉強するが、中退する。1917年には兵役につき、第1次世界大戦終了を機に1920年パリに戻る。写実的な絵を描いていたが、1928年初めての抽象的な絵を描く。第2次世界大戦中は対独抵抗運動の中心人物となり、1940年にはパリの郊外に隠れて〈人質〉のシリーズを制作する。パレット・ナイフによって念入りに厚く塗り重ねた淡い色彩によって、既製の形に頼らず、絵画のマチエールの自発的な働きをつむぎ出すようなその作品は、アンフォルメルの源流となっている。アメリカの抽象表現主義に与えた影響も少なくない。1943年と45年には、パリ、ドルーアン画廊で〈人質〉展を開く。1957年にはハンガリー動乱をもとに〈パルチザン〉を発表する。1959年には来日して南画廊で個展を開く。1960年にはベネチア・ビエンナーレで大賞を受賞した。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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徳島県立近代美術館2006