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かのじょのどくしんしゃたちによってはだかにされたはなよめ,さえも(ぐりーん・ぼっくす) 彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(グリーン・ボックス)
デュシャンの代表作〈大ガラス(彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも)〉のための構想メモや作品の写真を、紙質まで厳密に複製して収めたボックス。これらのメモによって考察されて制作された〈大ガラス〉は、結局未完成に終わる。が、レディ・メイド(既製品)を作品として提出したデュシャンをもってすれば、未完成の〈大ガラス〉よりも、むしろその構想がつづられたこれらのメモ類こそ「作品」と呼べるのではないだろうか。さて、はたしてこれは本なのか。例えば、これらがバラバラに複製印刷されたメモ類の集まりではなく、冊子体の書物に印刷されていたら、そんな疑問は出ないだろう。これは、冊子体という常識を覆した「本」であり、同時にデュシャンだからこそなし得た概念としての「作品」であり、また、物質性を伴ったオブジェでもあるのだ。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)
カテゴリー:作品
ウィーン工房とは?【 作家名 】 <ウィーン・ゼェッション>の建築家ヨーゼフ・ホフマンが1903年に創設した手工芸家のグループ。建築と工芸の統一を主張したウィリアム・モリスの思想と、1900年のゼツェッション展で紹介されたマッキントッシュのデザインから強い影響をうけ、室内装飾、家具、食器などを制作。直線や長方形や平坦面を重視した点がアール・ヌーヴォーと異なる。代表作はホフマンがブリュッセルに建てたストックレー邸(1905−11)の室内装飾で、食堂のモザイク壁画は、クリムトのデザインによる。 |
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